過去ログ - 美穂子「上埜さん」久「失礼よ、それ」 -SS速報VIP

過去ログ - 美穂子「上埜さん」久「失礼よ、それ」

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2014/07/06(日) 22:44:11.31 ID:M7MQIwhM0
幼い頃から自分が他の人と違う事は良く知っていた。

「美穂子ちゃんの瞳、片方だけ色が違うねー」

以下略

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 22:47:06.99 ID:M7MQIwhM0
「さーいしょーはグー！」

「グー！」

「じゃーんけーん…」

以下略

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2014/07/06(日) 22:49:26.67 ID:M7MQIwhM0
「よーし！今日もまたジャンケンしようぜー！」

「やるやるー！」

「よーし勝つぞー！」

以下略

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 22:53:46.51 ID:M7MQIwhM0
「美穂子ちゃん入るんだったらわたしやるのやめるー」

「え？…え？」

「わたしもー」

以下略

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 22:56:42.63 ID:M7MQIwhM0
小学校に入り、また数多くの人たちと触れ合うこととなる。

そして、私は知った。

以下略

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 22:59:33.80 ID:M7MQIwhM0
私は両親を尊敬している。

しかし、両親は二人共も私と違いオッドアイではない。

常時瞳を閉じるようになってから間もなく、両親が私の異変に気付く。

以下略

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 23:02:15.51 ID:M7MQIwhM0
他人と違うことにどれだけコンプレックスを感じるのか、両親は分かってくれていなかった。

ましてや、まだその頃の私は幼かった。

以下略

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 23:05:11.84 ID:M7MQIwhM0
小学校高学年になるまでは、学校で私は右目を一切開くことなく過ごすこととなる。

その間、誰にも嫌われないようにと、家事だったり洗濯だったりを母親から学ぶ。

みんなに嫌われまいと、クラス委員をやって縁の下の力持ちを演じる。

以下略

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 23:08:16.26 ID:M7MQIwhM0
2月の頭だっただろうか。

「好きな人が出来た？」

以下略

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 23:11:57.63 ID:M7MQIwhM0
この瞳は確かに便利だ。人の視点移動や癖等をいくらでも見抜くことが出来る。

長い間学校では使うことはなかったが、とてつもない情報量を私に送ってくる。

幼稚園児時代とは違い、自身が成長したのもあり、その精度は格段に上がっていた。

以下略

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