過去ログ - 律子「この胸のドキドキ」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:38:31.41 ID:Ezd7Rl3Vo

 竜宮小町の初めてのテレビ出演、ライブ。
 ドキドキが収まらなくて、この前の日は遠足が楽しみな子供のように、眠れなかった。

『みんなー! 竜宮小町でーす!』
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:39:17.10 ID:Ezd7Rl3Vo

P「律子」

律子「え……?」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:39:45.66 ID:Ezd7Rl3Vo

 プロデューサーも足が震えていたっけ。下手すりゃ、私より緊張していたのかもしれない。
 その心理は、竜宮小町のプロデューサーとなった今なら良く分かる。

P「律子、セットリスト覚えてる?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:40:19.49 ID:Ezd7Rl3Vo

P「ああ」

律子「いま、すごく身体が強張っちゃってて。うまく出来ないかもしれません」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:40:47.24 ID:Ezd7Rl3Vo

律子「私のこと、見ていてください」

 プロデューサーはにっこり笑って、分かったと私の頭を撫でた。

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:41:33.63 ID:Ezd7Rl3Vo

 引退するときは、コンサートの司会をする小鳥さんが隣についていてくれたっけ。

小鳥「律子さん」

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:42:27.79 ID:Ezd7Rl3Vo

小鳥「もしかして、精神統一の途中だったりしました? それなら、私こそすみません」

律子「いいえ、ただ、緊張してて……」

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:43:24.66 ID:Ezd7Rl3Vo

 Cランクで引退。マイナーアイドルなのに、引退ライブには、1000人が集まってくれた。
 会場の袖から、私のイメージカラーだった、緑色のサイリウムが光る様子がよく見えた。

小鳥「緊張するときは、手のひらに人っていう文字を」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:44:30.07 ID:Ezd7Rl3Vo

高木「……律子くん?」

律子「は、はいっ!」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 03:45:03.32 ID:Ezd7Rl3Vo

律子「昔のこと、思い出したんです」

高木「昔のこと?」

以下略



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