1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/07/07(月) 11:41:39.88 ID:maXVTa+TO
【1】
これは昔々、精霊と人間が共にいた時代のお話し。
その昔、この世界は多くの精霊の輝きで満ち溢れていました。
木々や草木、一枚の葉っぱ、雨や水のひとしずく。
空に浮かぶ雲、風にも岩にも石にも、精霊はいたのです。
その中でもひときわ輝いていたのが、火・水・土・風の四精霊でした。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2014/07/07(月) 11:43:44.31 ID:maXVTa+TO
この四精霊は小さな精霊とは違い、とても強い力を持っていました。
自身の名に付く全てを、思いのままに操ることが出来たのです。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2014/07/07(月) 11:45:02.64 ID:maXVTa+TO
人間には、精霊のような力はありません。
精霊のように、永遠に生きることも出来ません。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2014/07/07(月) 11:46:01.63 ID:maXVTa+TO
姿を見せなくても、いつも自分達を見守り続けてきた精霊達。
そんな精霊達に、人間はとても感謝していました。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 11:49:54.84 ID:maXVTa+TO
その四つの精霊石を、四精霊は四つの国の王に贈ったのです。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 11:50:55.65 ID:maXVTa+TO
しかし百年・二百年が経つと、少しずつ忘れてしまいます。
さびしいですが、それも当然のことなのかもしれません。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 11:51:52.67 ID:maXVTa+TO
ーー自分達が愛した友人は、あの美しい輝きは、消えてしまった
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2014/07/07(月) 11:53:28.92 ID:maXVTa+TO
四精霊は思いました。
自分達を思い出して欲しい。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 12:00:18.09 ID:maXVTa+TO
輝きを失った精霊石。
繁栄と共に消えてしまった精霊達。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/07(月) 12:03:39.94 ID:maXVTa+TO
始まりは、国同士が責任を押し付けあったこと。
人間を代表して精霊に謝ろうと、そう言っていたはずの四人の王が始まりでした。
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