過去ログ - 幼女「さーさーのーはーさーらさらー♪」
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20:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/07(月) 23:01:50.02 ID:R4YabZMDo



 自分でも馬鹿馬鹿しい問いだと思う。


 今の今まで、そんな人がいた記憶は無い。にもかかわらず、こうして聴くことには意味があった。

 彼女に笑い飛ばして欲しかったのだ。

 『そんなものがいるはずがない』、と。


 夢に出てきた、あの女の子の存在を私は否定したかったのだ。何故かはわからない。
けれどそうしなければ私は自分を保っていられないという直感に駆られたのだ。その確証が欲しかった。


 私の事を一番良く知る彼女であれば、先程と打って変わり、大笑いでこの馬鹿げた妄想を切り捨ててくれるに違いない。
そんな願望で、もう若くない母に迷惑をかける一児の親となった自分にして非常に恥ずかしい限りではあるが、この『否定』は私にとって重要なことなのだ。




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