過去ログ - ほむら「ゲッターロボ!」 第二話
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:07:07.77 ID:KeUgQve40
先ほど自分で言ったが、今さら竜馬に隠し事をしても仕方が無い。
それに、私の言ったことを信用してくれた彼になら、むしろ話してみたい。
話して、どういった反応が得られるのか。それを知ってみたい。
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2014/07/08(火) 08:07:46.86 ID:KeUgQve40
竜馬 「ちょ、ちょっと待てよ。それって、魔女の卵の事だってお前、さっき言ったよな?それってつまり・・・」
ほむら 「そう、魔法少女は魔女へと生まれ変わるのよ」
竜馬 「!!」
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2014/07/08(火) 08:08:28.76 ID:KeUgQve40
ほむら 「まるで、たちの悪いジョーク」
竜馬 「お前、そんな事・・・なんで平然と話してるんだよ・・・」
ほむら 「嫌と言うほど、見てきたからかしら。魔女に成り果てた魔法少女達と、その運命の結末と、を」
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2014/07/08(火) 08:09:24.74 ID:KeUgQve40
ほむら 「教えたほうが良いと、あなたは思うのね」
竜馬 「当然だ。人は誰しも、死ぬまでにやり遂げなければならない事がある。自分の運命を知ると知らないとでは、歩む道を選ぶ上でも大問題じゃねぇか」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:10:18.71 ID:KeUgQve40
ほむら 「未来といっても、たった一ヶ月後の事だけれど。私はその一ヶ月を、何度もやり直しているの」
竜馬 「・・・」
ほむら 「それがキュウべぇに望んだ、私の願いを叶えるために与えられた力。そして、失敗するたびに時間をさか戻し・・・」
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2014/07/08(火) 08:14:38.88 ID:KeUgQve40
多少、すがる色が声に乗ってしまったかもしれない。
ここでまた、彼に真実を否定されたらと思うと、胸が少しうずいてしまうのだ。
かつて、仲間だと思っていた人たちに受け入れてもらえなかったあの時と、今の自分がオーバーラップする。
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2014/07/08(火) 08:16:25.78 ID:KeUgQve40
竜馬 「お前らが俺の常識の通用しない手合いだってのは、もう何度も思い知らされている。今さらそんなのが、一つや二つ増えたとして、驚くほどの事でもないだろ」
ほむら 「順応性が高いのね」
竜馬 「まぁ、少しばかし感覚が麻痺してるのかもしれないがな」
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2014/07/08(火) 08:17:31.11 ID:KeUgQve40
竜馬 「・・・嘘で塗り固めた自分てわけか。自分の心を保つために、なりたい自分を演じ続ける。そうと分かれば、あの芝居がかった身のこなしも納得ができようってもんだが・・・」
ほむら 「だから、言えないのよ。かえって事態を混乱させてしまうだけに終ってしまうから」
竜馬 「俺が考えなしだったよ。悪かった」
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2014/07/08(火) 08:18:13.46 ID:KeUgQve40
竜馬 「立ち入った事だが、一つ聞きたい」
ほむら 「なにかしら」
竜馬 「お前はキュウべぇに何を望んだんだ?」
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2014/07/08(火) 08:18:49.75 ID:KeUgQve40
ほむら 「そう・・・ね、当たりよ」
竜馬 「やはり、鹿目を守るために・・・」
ほむら 「ええ」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:19:57.88 ID:KeUgQve40
だから、「やり直す」ために、幾度でも時間という壁を越えて旅を続ける。
だけれど、未だに一度として、まどかの救済と言う私が望んだ形で、時間軸の終わりを迎えた事はない。
まどかがどんな最期を迎えたのか。それ自体はその都度違えど、どの旅の終着点においても必ず彼女は死んでしまう。
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