8: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/09(水) 18:11:56.48 ID:RkKh79G5o
んで。
『え゛っ!?』
って声が、警察官とは別に聞こえてきた。
言ったのは、予想通りベンチの男で。
……いやまぁ、それがプロデューサーだったんだけど。
ベンチの男ってややこしいな。うん。
とにかく話を聞いてたプロデューサーが、
お茶を噴き出して目を丸くしてこっちを見てて。
目が合って、「変な顔」とか思って。
そんで、そんで……。色々あった。
名刺渡されて「あぁ、リストラでもサボりでもなかったんだ」って言って、
『君には才能がある』
『杏に才能なんてないよ』
それから何度も見るようになる、困った様な笑みをされて。
なんとなく、アイドルになってた。当然、憧れてた訳じゃない。
『君を必ず輝くステージにつれていく』
『絶対無理だよ』
やる理由も特に無かった。
目立つのも注目されるのも、もう嫌って程経験したし。
『俺を、信じて欲しい』
……でも、なんでかアイドルやってる。不思議。
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