過去ログ - もし小泉さんが主人公だったら 【ダンガンロンパ2】
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948: ◆cjZbmyD1BY[saga]
2014/08/02(土) 18:31:25.06 ID:TU3PB1gf0


処刑執行 超高校級の料理人 花村輝々 ウミガメのス―プの真相





ここは小粋な隠れ家的レストラン。


今日の花村は料理人としてではなく、お客様としてこのレストランに来訪したようだ。


首からはエプロンをさげ、両手にはナイフとフォ―クを持っている。


花村の下半身が椅子に縛られていることを除けば、何の変哲のない光景だろう。




これから処刑されるというのに、花村の表情は妙に安堵で満ちている。


こんなことを言いたくはないが花村は、これから死にゆくことを望んでいるのかもしれない。




やがて花村の前に、モノクマ特製の一品が運び込まれた。


肉じゃが。それも、お肉が多めで、母親が息子に出したら喜びそうな。


花村はそれを、一口、また一口と食べていった。


その動きに、迷いがあるようには見えない。


その料理に毒が盛られていて、その毒で殺されるのだろうと、花村は見当をつけているのだ。





花村は以前、肉じゃがをアタシに食べさせてくれた。


それは、子供のころを思い出すような、家庭で出されるような、1番安心できる料理だった。


まさに、“おふくろの味”と呼ぶにふさわしいような。



料理をたいらげた花村は、冥想するかのように目をつぶって、その時を待っている。


ただ、モノクマがそれを良しとするかは別の話だ。


一向にその時が来ないことを不審に思っている花村に、モノクマが耳打ちをする。


その瞬間、花村はぎょっと目を見開いた。


花村は放心したかのように目を泳がせ、その目から一筋の涙を垂れ流す。


そしてそのまま、花村は2度と動かなくなった。








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