過去ログ - 【ジョジョ×とある】 とある奇妙な忘失世界 〜Lost THE WORLD〜
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485: ◆drmLS4k6lo[saga]
2014/11/27(木) 02:02:23.15 ID:GiqzDauJ0

DIO「……ようやっと引き離すことができたか。とんでもなく重い荷物だったが、しばらくは背負う必要もない」

DIO「さて、エレクトロン広場に向かうとしよう。遊園地のなかで講談会を開くのだ、席は空いているだろう」


DIO(御坂たちを強引に引き離しにかかったのには理由がある。鬱陶しかったから、というのも含まれるが、それとはまた別に一つある)

DIO(――――見られているのだ。背中に粘りついて離れぬスライムのような視線が、視界の外からでも感じるほどに)

DIO(あのアトラクションから下車した直後に感じていた。あの時私の周りにいたのは、例の騒音女どもと係員のみ。まさか係員が私を尾行するはずもない)

DIO(なれば、と彼女たちを一度私から遠ざけてみた。その結果、視線は変わらず私の背中に突き刺さったままだ)

DIO(最早確定だ。『幽霊泥棒』、奴に違いない。奴が、再び私に何らかの作意を試みようとしているのだ)


DIO「ちっ、だが……。ただでさえのこの人ごみの中、音も姿も気配も全く感じさせずに忍び寄る奴を探知することは厳しい」

DIO「今何も手を出してこないところを見ると、向こうも人だかりで動きつらいとみた」

DIO「いくらなんでも大量の目がある中で物が勝手に動けば、大声で居場所を叫んでいるようなもの。人数の少なくなる機会をうかがっているのだろう」

DIO「なぜ奴がこうまでして私を付け狙うのか……その理由は定かではない。が、いつまでもそれを放っておくほど私は楽観的ではない」


DIO「――――だからこその講談会だ。必ずあぶりだしてやろう、貴様の正体を」




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