過去ログ - 【ジョジョ×とある】 とある奇妙な忘失世界 〜Lost THE WORLD〜
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941: ◆drmLS4k6lo[saga]
2015/07/20(月) 02:04:24.57 ID:u9RJnSCQ0
〜★〜

シェリー「……、」ピラ

ステイル「……何を読んでいるんだい」コツコツ

シェリー「遅かったわね。ただのゴロツキあがりにしちゃ随分と揉んできたみてえだが?」

ステイル「原理はわからんが、身体能力を強化しての戦法をとってきた。あの見えないロープのようなものといい、学園都市と何らかの関係があるかもしれない」

ステイル「まさか、あれまで出すことになるとは思わなかったよ。あれは本来、ちゃんとした準備あってこその魔術なのに」

シェリー「あれって……まさか、あの魔術? はっ、結構追い詰められてやんの。情けねえ。こんな調子で大丈夫かねえ、うちの神父は」

ステイル「うるさいぞ。それに、そろそろ片がつくころだ。不覚をとった分、最上級の焼き加減になっているだろうね」



DIO「ぐおおっ!」ガラガシャアアアン

DIO「ゼェ、ハァ、ゼェ、ゼェ……。どうする、どう切り抜ける」

DIO「なんとか物陰に隠れたはいいが、奴はすぐそこだ。そうウカウカはしていられん」

DIO「だが、どうやって奴を突破する? 今までのものとはまるで桁が違う。追跡を振り切って陰に飛び込むのが精いっぱいだ。どうすれば……」

DIO「奴の仕掛けた起爆札もあちこちに設置されているので、余計の行動範囲が狭められてしまう。あいつめ、いつの間にこれほどの仕掛けを……」


シュボボボボボボ


DIO「何ィ!? 壁が融けていくッ。この場にとどまるのは、危険だ!」ダンッ


ゴバアアアアアアアアアアアア


『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』


DIO「こいつには壁や障害物はおかまいなしか! 通り道に存在する物すべてを燃やして、まっすぐにオレだけを追いかけてくる!! それも正確に!」

DIO「地獄の業火で象られた巨大なヒトガタなど、学園都市では再現不可能!
   魔術の神秘性は確かに認めざるを得ないが、同時にその危険性も学園都市のそれに匹敵している!」

DIO「オレの肉体は超再生能力を誇るが、そのスピードを上回る速さで全身を燃やし続けられたら流石に限界がくるだろう。
   よって、いつものように接近戦を挑むことはできないわけだ」

DIO「となれば、頼みの綱はこの幽念動。しかし、ただの念動力ならともかくなぜかコイツは茨のヴィジョン。どうにも触れされたくはない……」

『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』ボオオオオオ

DIO「――――しめた! 向こうに消火栓があるぞッ」

DIO「あのデカブツをそこまで誘導すれば、いけるかもしれない」

『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』ズゴゴゴゴゴゴ

DIO「やかましい奴だ。赤子が母親の乳を求める時でさえ、もう少し利口に泣くものだぞ」

DIO「消火栓まで、もう少し……ッ」


『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』


DIO「――――着いたッ!! 鎮火しろ、このウスラマヌケがァァァーーーーーーッ!!」ケリ!


ガゴン ブシャシャアア!


『オ”オ”オ”オ”オ”オ”ォォォォォォォ』ジジジジジ

DIO「バカが。目の前の獲物を追うだけの能なしめが。あの神父の切り札も、やはり炎だけあって水の前ではあっけないものだな。ククク」



『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』グオオオオオオオオオオオ

DIO「――――な、なんだとォォォ!? こいつ、まるで全然効いてな……ッ!?」

ガ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ




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