過去ログ - 【ジョジョ×とある】 とある奇妙な忘失世界 〜Lost THE WORLD〜
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955: ◆drmLS4k6lo[saga]
2015/08/11(火) 00:37:05.57 ID:PJYiaVJ60

ステイル「いや、あり得ない! 魔法の知識さえろくにないお前が、魔女狩りの王に細工を施すことは不可能だ!」

ステイル「僕の詠唱のどこかに欠陥があったか? いや、確かに魔女狩りの王はこうして発現している。ならばその後、外部の別の物から何かしら……」

DIO「いったい何をぶつくさと言っている?」

ステイル「……ッ」

DIO「ああ、そうか。君の切り札とも呼ぶべきこの炎の巨人、魔女狩りの王というのか?
   それがどうして私の背後で、檻に入れられたライオンのように唸っているだけなのか。それを知りたいという顔をしているな」

DIO「なに、難しく考える必要はないだろう。私よりも圧倒的にこれを熟知している君なら、すぐに気付くはずさ。
   それとも、このDIOを見くびりすぎていたために焦るほどの状況だったのかな?」ピラリ


ステイル「それは……魔女狩りの王のルーン。ということは、それが起爆用の札ではないという僕の誘導認識は看破したという事か」

DIO「見事に引っかかってしまっていたよ。お前の認識の誤りをついた心理戦では、このDIOの惜敗といったところか」

ステイル「それに関しては、素直に褒めてあげよう。あれだけ起爆する札を見せたのに、勇気をもって似ているその札を剥がしにかかるとはね。
     順当な推理からか、一か八かの賭けだったのかはさておき」


ステイル「しかし、だ。まさか、君が言いたいことはこうじゃあないだろうね? 『この札を全て剥がして魔女狩りの王の動ける範囲を奪った』と」

DIO「……、」


ステイル「だとしたらそれはできの悪い冗談、ブラフにもなってない。そんなことは不可能だからだ」

ステイル「あの魔女狩りの王から逃走しながら、どれほどの規模にどれくらいの札がどのようにして配置されているのか。それを知っているのはこの僕だけ」

ステイル「可及的に設置したため、確かに札自体は力を籠めれば剥がれやすい。
     だが、一枚一枚札を探してそれを剥がしていく作業なんてのは、砂漠で脱水症状で死にかけながら砂漠の砂を数えていくようなものだ」

ステイル「さあ答えてもらおうか。協力者はどこだ? 他に仲間をつれてきているのだろう」


DIO「フフフ……。そうか。そういえば、お前にはこいつのもう一つの能力を見せていなかったな」

ステイル「こいつ?」

DIO「ついでだ。見せてやるとしよう。お前には見えない、この茨のヴィジョンの真価を」ビシュルルルルル




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