過去ログ - 琴石なる17歳「先生が島に帰って来ました」【ばらかもん】
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11: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:57:49.83 ID:jHnrlzaQ0

 ――あなたの中で、たった一つだけの『大切』には、なれませんか?

 他の誰と同じではなく、他の誰よりも大切と言える、あなただけの人に。

以下略



12: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:58:34.56 ID:jHnrlzaQ0

なる「そういえば、ヒロシは?」

半田「ああ、折角帰って来たんだからってメシ作ってくれるみたいだ。アイツも久々に帰って来たらしいから悪いって言ったんだけどな。まあ好意には甘えることにした」

以下略



13: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:59:14.51 ID:jHnrlzaQ0

 ちょっと、ちょっと待ってよ先生。今の間はあきらかにおかしいよね? まさか、先生……居るの?

半田「……去年振られた」

以下略



14: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:59:43.78 ID:jHnrlzaQ0

 なんか、この人に恋愛事を気にするだけ……無駄なエネルギーを使っちゃうのかな。彼女が居たことには、正直ショックを隠せないけど、でも……。

なる「先生」

以下略



15: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:00:18.26 ID:jHnrlzaQ0

 ばあん、と庭の雨戸を開けて入って来たのは美和ネェ。今年で24歳、昔の先生と同じ位になったけど、今も昔と変わらず元気に村を走り回っている。勿論仕事でだけど。

 雰囲気をぶち壊してくれた美和ネェを涙目で睨みつけるけれど、生憎わたしの視線には気付いていないようだ。
 
以下略



16: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:00:46.45 ID:jHnrlzaQ0

半田「ああ……俺も見た時は誰かと思った。どこのギャルって感じだったな」

美和「まあ、結局黒髪に戻したけどね。都会に越した以上は少し位お洒落もしたかったけど、こっちで仕事始めるとそうもいかんよ」

以下略



17: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:01:23.47 ID:jHnrlzaQ0

半田「そういやタマはどうした?」

美和「もうすぐこっち着くんじゃないかね? 先生が帰ってくる日に会わせて来る言うとったし」

以下略



18: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:02:00.01 ID:jHnrlzaQ0

美和「懐かしいね、高校時代……。私もあの頃は街のチンピラ始め、ヤーさんや熊、果ては宇宙人とまで戦ったけん」

半田「……都会で暮らした三年間のうちにお前に何があった?」

以下略



19: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:02:32.19 ID:jHnrlzaQ0

美和「ははー、じゃあ最初に聞いたのはなるってことね、って言うか先生が誰かと付き合ってた過去があるだけでも衝撃の事実すぎるけど」

半田「ぶちのめすぞ」

以下略



20: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:03:21.42 ID:jHnrlzaQ0

美和「こん子はよか子だよ? 昔はガサツな悪ガキだったけど、今や私に負けずとも劣らぬ淑女やけん! いっぺん決めたらトコトン男に尽くすタイプやし、気遣いもよう出来るけんね。おまけに農家の娘だから我慢強い。自己中で性格ひん曲がってる先生にはピッタリのお相手やけん」

なる「み、みわっ、美和ネェ……それはっ……せんせ……」

以下略



21: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 19:03:48.67 ID:jHnrlzaQ0

 カレシクライルダロウ? 

 ――その言葉に、心臓がぎゅっと熱くなった。

以下略



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