8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/10(木) 23:34:08.08 ID:F+qqrKIo0
「ま、まあ、何だ……律子、お前はお前のやりたい事をやればいいさ。それがきっと、正解だ」
律子は私の顔をまじまじと見つめている。
そんなに見つめたら照れるじゃないか。
そう言ったら律子は「真面目なことを言っているお父さん、初めて見た」と言っていた。
翌朝、ひげで剃ろうと洗面所に向かうと、丁度律子が階段から降りてくるところだった。
「行ってきまーす」
「うん、行ってこい」
相変わらず、娘はキッチリした格好で出勤していく。
今日もまた、プロデューサーとして。
でも、私は忘れた事は無い。
娘が、アイドルだった事。
今でも、アイドルだという事を。
終
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