過去ログ - 僧侶「我が国には、皆の希望である王子がいました」
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33: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/07/11(金) 20:46:34.32 ID:ckYC4wh40
>長く続いた勝負が決したのは一瞬のことだった。
>その剣は、深く胸を貫いていた――

王子「魔王…」

魔王「フッ」

>血が溢れ出る傷口を抑えることなく、魔王は笑った

魔王「これで魔王の血縁は途絶える…おめでとう、お前の望んだ平和な世界が訪れる」

>魔王は手を抜かなかった。王子を殺す為の一撃を放ち、それをかわし、魔王に致命傷を与えた。
>その魔王の攻撃は、もしかしたら以前の魔法戦士に戻るのではないかという僅かな希望を捨てさせるには十分だった。

王子「君が最後の側近を倒す時、タガを外さなければ――こんな事にはならなかったのかな」

魔王「ならなかったな。お前も死んでいたから」

>魔王はまるで悔やむ様子もなかった


魔王「やはりお前の剣が、上だったな…魔法戦士の頃は、言うのが癪で言わなかったが」

王子「…君は認めないかもしれないけど、僕はいつも、君と本気で戦っていたよ。僕が最後にそれ以上の力を出せたのは、皆の希望がプラスされていたからなんだ。皆の希望は僕の希望だ」

魔王「世界平和、か…」

王子「僕は――」





その平和な世界で、僕は、君の隣にいたかった―――――


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