過去ログ - 結城晴「待ってろよ」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/12(土) 00:48:11.19 ID:w/26O5Id0

そういう扱いを受けたせいか、逆に誰かの面倒を見てあげたいなんていう厄介な欲求を俺は持ってしまった。
直接的に、見てわかるように人を愛したいなんて欲求を持っていた。
だからこの子と何とか信頼関係を築こうと俺は頑張った。男の子っぽいけれど妹みたいに慕ってくれたらな、なんて淡い期待を抱きつつ。
そうして何だかんだと仕事をこなしていく内に、晴は俺に懐いてくれた。家が近所だった為、暇な時は遊びに来るくらい懐いてくれた。
俺は口では家に来ちゃいけないなんて事を言っていたが、心の奥底では喜びに沸いていた。
一緒にゲームをしたり、一緒にご飯を食べに行ったり、突然学校の友達まで連れて来られて大所帯で遊んだりもした。本当に、楽しかった。

そうやってしばらくすると、家で遊んでる最中に「今日は親と兄貴が夜いなくなるから俺の家に泊めろ」なんて事も言い出し始めた。
さすがにそれは色々とマズイと言い、「どうしても泊まりたいなら親御さんの了解でも取ることだな」と実質ダメだという旨を伝えた。



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