32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/12(土) 02:19:48.08 ID:w/26O5Id0
「何だい?」
俺は怖がらせないように努めて穏やかな口調で返答する。
何を言われるのだろうと身構えながら。
「……さ、さっきの……嘘、じゃないよな」
「何が?」
「あ、あれだよ」
「あれ?」
あれとはどれだろう。
「お、オレ……オレを……」
晴はクッションをまたきつく抱きしめ、体を小さくする。
「すっ……好きって、ヤツ、だよ……」
途中で声を裏返らせながら、晴が言う。
言い終えてすぐに顔をクッションに突っ込んでしまってよく表情が見えなかったが、赤くなっていたように見える。
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