過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 4 【安価】
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812: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2014/07/20(日) 22:40:10.46 ID:V8dNQ+9Do

※《体術》スキルの解説ありがとうございます。こんな感じでしょうか。

※姉弟子に関する疑問と推測。もしくは流派東方不敗について。


このゲームには棍も槍も直剣も曲刀も存在する。

なのに何故彼女が両手斧などという鈍重そうな武器を選んだのか、正直疑問であった。

だが、こうして共に狩りに出てポールアックスを構えたその姿を見たとき、俺の疑問は氷解した。


流派東方不敗は拳法ではない、武術である。

なんでもありなどと標榜しながらもルールに縛られた総合武術と名乗るそれらとは一線を画す、

現代社会に本来あってはならない時代錯誤な本物だ。

その技術は自らの肉体をもって戦うのみに非ず。

基本的な体術を習得した門弟は、次に棍、槍、両刃直剣、曲刀などの近接武器の扱いを学ぶことになる。

身体の使い方を学び、武器の使い方を学び、非武器の扱い方を学んで身体へ帰結し完成に至る、らしい。

俺を一目見るなり「頭がおかしい」と評した師匠の祖父は免許皆伝では飽き足らず、

連綿と続いてきた流派をさらに進化させた超人なのだが……只の布切れ一枚で10m程離れたテトラポッドを爆砕していた。

正確には手ぬぐいだったのだが……達人クラスになると己の肉体よりも脆弱な非武器でも戦えるのは間違いない。

この流派の存在を知った時の悦びは今でも鮮明に記憶に焼きついている。

……門戸を叩いた次の瞬間には座禅させられていた事まで思い出してしまった。

不快なので後者は可及的速やかに忘れたい。


《プレイヤーネーム》マサムネこと一条綾音は道場の近所に住む女子高校生だ。

ご近所への手前か見た目だけはごく一般的な道場の様に取り繕っているせいで、

彼女の父親が誤って健康体操的な太極拳辺りのイメージを抱いてしまい、娘の健康を願って……というのが入門の切欠であるらしい。

幼少の頃からその優れた資質を遺憾なく発揮した彼女は、17にして一通り体術を修め、次なる段階へと進んでいた。

余談だが幼い頃から鍛えられたその人並み外れた身体能力を活かして通っている高校でバスケットボールをやっているらしい。

身長低いからだろうとか言うと殴られそうだが、ともかくポイントガードを任されている癖に、

部内で唯一自力でダンクが出来るという意味不明なキャラで他校のバスケ部員達にチート扱いされているらしい。

一般レベルを逸脱した人間が一般的な高校生の中で大暴れするのはどうかと個人的には思うが、

まあ友人達と仲良く青春を謳歌出来ているというのなら問題は無いのだろう。

そもそも部活なんてものに極短期間しか縁が無かった俺には、何が正しいのかなど解りよう筈も無いのだが。



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