過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 4 【安価】
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814: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2014/07/20(日) 22:42:26.66 ID:V8dNQ+9Do

両手連接棍を抱えたコボルド・ジャンクマンと正対し、自然体から右足を半歩引いて重心を僅かに落とす。

左手で保持したポールアックスを引き、右手は下から添えるのみで握らず、

先端を下に向け極僅かに前傾、力を抜いて構える。

振りかぶるでも、ポールアックスを盾にするでもないこの構えを、俺は現実で何度か見かけていた。

これは両手斧に最適化された構えではない、打ち払い、いなし、巻き込み、突く為の構えだ。

そう、現実で彼女が重棍の先端にウェイト代わりにコンクリート塊を取り付けて稽古していた時の構えそのままだったのだ。

彼女は――――もしかしたら突然中断させられた稽古の続きをしているつもりなのかもしれない。

このゲームの中で再会したその日、彼女は戦闘そのものには不安は無いと言った。

流派東方不敗の技術や修行で培われたものは、今も確かに彼女を支えている。

ナーヴギアによるキャリブレーションでは寸法や形は測れても身体能力は測れない。

鍛え上げられた生身の肉体から鈍重で非力なアバターに意識を固定された彼女が今、何を想って戦うのか。

ゲームに囚われている間、必然的に寝たきりになってしまう自分の生身の身体が、日々衰えていく焦燥感?

解らない。

解らないが――――

俺が被弾した次の瞬間、彼女が全力全速で繰り出した両手斧系二連撃ソードスキルでまたコボルドのヒットポイントが吹き飛んだ。

彼女は俺や助手とは比較にならないほど圧倒的にこのゲームでの戦いに慣れている。

そして、彼女はその事に慢心も驕りもしていない。

それだけは、解った。


※そなこなで今日も地道に楽しんでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



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