過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:46:44.82 ID:r4w0sd270
「おお、あれがユキナリの……。長く生きていると、不思議な事もあるもんじゃ……」
「さっきお礼と言ってましたが、グリーンが何か?」
「ふむ、そうじゃな。立ち話もなんじゃし、わしのポケモンハウスに案内しよう」
ポケモンハウスとは、外から見れば一般的な住宅と変わらない。しかし中は、ポケモンたちが窮屈を感じずに動けるよう広く改造されている。
家の中央ではニドリーノとコダックがのんびりと昼寝している。レッドは老人に案内されて椅子に腰掛けた。
「わしはフジという。町の皆にはフジ老人と呼ばれているから、そう呼んでもらっても構わんよ」
「はい。ここのポケモン達は……」
「このポケモンハウスでは、捨てられたり傷ついたポケモン達の保護を行っているんじゃ。保護したポケモンの里親になってくれる者も探しておる」
「そうなんですか……」
ニドリーノとコダックが眼をこすりながら起き、レッドが物珍しいのか興味深そうに近づいてくる。
レッドは微笑んでモンスターボールを取り出し、
「遊んでおいで、フシギソウ、ラッタ」
レッドが出した二匹のポケモンがニドリーノとコダックに近づき、友好的に鳴き声を出す。ニドリーノとコダックもそれに答え、4匹でじゃれあいながら家の中を駆けていく。
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