過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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[saga]
2014/07/27(日) 23:18:29.07 ID:xw084IU10
「それだけじゃない。我らと共に戦ったポケモンの一部も、奴らに人質に……」
(なんてことだ……!)
タマムシでのことなど、まだまだ序の口だったというのか。ロケット団のとどまることを知らない外道ぶりに、レッドの感情が悲しみと怒りに支配されていく。
しかし、傍らにいたフシギソウはすぐに主の危うい感情を察し、声を上げた。
「フシ!!」
「! ありがとうな、フシギソウ」
(……いや落ち着け俺。感情はあくまで行動の理由でいい。為すべきことを為す時は、頭は冷静でなければ)
そうレッドが自分を戒めている内に、空手王の面々が一斉にレッドへ頭を下げる。
「すまない少年! その強さを見込んで、どうかシルフカンパニーのロケット団を倒すのに協力してくれないか!?」
「み、皆さん……! それを聞いて、断れるはずなんてありません。俺も奴らとは因縁があります。是非こちらこそ協力させてください!」
「なんと……ありがとう少年。それではさっそく、我らの反攻作戦を聞いてくれ!」
「はい!」
作戦は単純な陽動作戦だった。レッドがシルフカンパニーの正面から突入し、ロケット団を引きつける。
その隙に空手王とジムのトレーナーが裏口から侵入し、捕らわれたポケモンとナツメを救出する。
「危険な役目だが……頼めるか?」
「任せて下さい!」
(エリカさんが受けた傷、そしてサカキとの決着。こんなにも早く精算できる機会が訪れるなんて、願ってもないことだ!)
レッドがサカキに勝てるかどうかはわからない。しかし、また何時戦えるかもわからない相手だ。
(今の俺達で、勝つんだ。勝たなくちゃいけない)
レッドがフシギソウを見つめると、フシギソウも頷いた。
「それじゃあ、時刻通りに。少年、頼んだぞ!」
「はい、皆さんも、シルフカンパニーで!」
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