過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:13:16.88 ID:j48OEh5L0
「ぐ……!!」

レッドのポケモン達のくぐもった声が響き、また一匹、また一匹と倒れていく。レッドは苦悶の表情。

「おっと動くなよ坊主。ゴルバットが力の加減を間違えちゃうといけねえ」

「さあ、どうするレッド君」

しかし、サカキとロケット団員の言葉はレッドに届いていなかった。レッドの心にあるのは、ただひとつ。

(皆が……傷ついている。俺が……俺が……守って……守らなければ……!!)

「くっうおおおお!!」

レッドは駆け出す。ゴルバットの羽がレッドの首を浅く切ったが関係ない。

「無駄だ、ゴルバット!」

レッドに羽を突きつけていたゴルバットがレッドの背後に迫る。しかし、

「フシ!!」

「フリー!!」

フシギソウのはっぱかったーとバタフリーのサイケこうせんがレッドの背後のゴルバットをとらえ、吹き飛ばした。

「しまった!? くそ、だがもう一匹を忘れるな!」

しかし、フシギソウとバタフリーは直後にもう一匹のゴルバットに攻撃をくらい倒れ伏してしまう。

これ以上攻撃を受けたら、死んでしまう。ゴルバットの攻撃がレッドのポケモン達に迫る。

「やめろお!!」

レッドは今まさに攻撃を受けようとしていたギャラドスの首に覆いかぶさる。そして、レッドの背中に激痛が走り、また吹き飛ばされる。

「ぐあっ……!!」

「レッド!!」

「この小僧、馬鹿か?」

「……」


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