過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/08/01(金) 23:30:29.71 ID:LFnNHA500
「さて、皆さん出て行かれましたね。とりあえず今日は私達が最後です」
「そうね」
今部屋にいるのはエリカとナツメ。しかし甘ったるい雰囲気は一切ない。
真面目な顔をしたエリカが話を切り出す。
「レッドさん。怪我をしている所恐縮ですが、正直に言いますね。私は……あなたを病院で見た時、身も心も凍る想いでした。あの時別れてから、こんなにも早く、こんな形で再会することになるなんて……」
レッドもエリカの気持ちがわかる。故に、彼女を心配させてしまった申し訳ない気持ちと、自分の実力のなさが情けなかった。
「心配かけて、本当にごめんなさい……」
レッドも頭を下げて謝罪する。そんなレッドに、ナツメが助け舟を出す。
「エリカ、レッドがこんなことになったのは、私が……」
「そのことについては、特に怒りはありません。ただ一つ別に、私がナツメさんに怒っていることがあります」
「? それは……?」
ナツメには予想がつかない。
「ナツメさん。ポケモン協会に辞表を出しましたね」
「!」
レッドが目を見開いてナツメを見つめる。
「……当然よ。私は街のジムリーダーでありながら、誰よりも早くロケット団に膝を屈した。それだけでなく、レッドを、こんな目に合わせてしまった……!」
「そんな、ナツメさん!! 俺は!」
「レッドさん?」
エリカの笑顔でありながら語気のこもった声にレッドが押し黙る。
しかし、エリカはふっと表情を柔らかくして言葉を続けた。
「その辞表は私がポケモン協会に言って握りつぶしてもらいました。ナツメさんには追って数日の謹慎処分がくだるでしょう」
「エリカ!? 私はもうジムリーダーにふさわしくなんてっ」
「少し黙ってください。レッドさん、ナツメさんはレッドさんに対して罪の意識を感じています。レッドさんはどんな償いをしてほしいですか?」
「償いなんて……あ」
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