過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/01(金) 23:36:03.37 ID:LFnNHA500

「おーす! 未来のチャンピオン! ここのジムリーダーは……っていう必要はなさそうだな! 奥で待ってるぞ!」

 ヤマブキジムの受付兼案内人が笑顔でレッドを見送る。

 レッドがワープゾーンに翻弄されながらもたどり着いた先、そこには……。

「ようこそ。私はジムリーダーのナツメ。あなたが来ることは既にわかっていたわ……なんてね?」

 ナツメが首を傾げながらレッドに微笑む。レッドは帽子をかぶり直し、好戦的な笑みをナツメに向ける。

「それじゃあ、俺が今から何をするかもわかりますか?」

「ええ、もちろんわかるわ。でもそれは、私がエスパー少女だからじゃない。私が、ポケモントレーナーだから」

「……行きます!、マサラタウンのレッド!」

「エスパータイプを司るジムリーダー、ナツメ!」

『バトル開始ィ!』

「行け、ラッタ!」

「行きなさい、ユンゲラー!」

 心地良い高揚感で体が軽く感じ、自然と声がはずむ。レッドとナツメから溢れ出る熱くて楽しい感情が、二人のポケモンにも伝染する。

「ユンゲラー、サイケこうせん!」

「ラッタ、でんこうせっか!」

 ユンゲラーがテレポートで移動しながらサイケ光線を放つと、ラッタも負けじと高速移動してかわしていく。

(レッド……。サカキと戦うあなたは、逞しくも危うく見えた。そして、対峙して初めてわかる事が一つある。あなたの純粋な魂は、戦っている相手ですら熱くさせる)

「負けるなラッタ! ひっさつまえば!」

「ユンゲラー、サイコキネシス!」

 ラッタのひっさつまえばがユンゲラーにクリーンヒットするが、ユンゲラーも苦い顔しながら最後の力を振り絞りサイコキネシスをラッタに当てた。

『ラッタ、ユンゲラー、戦闘不能!』


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