過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/06(水) 00:00:06.45 ID:A2if7Xi90
 カツラの相棒ウインディ。その速力はギャロップに勝るとも劣らない。

「行くぞ! 突進!」

「ホネこんぼう……はっはやい!?」

 レッドもガラガラも、ウインディの速力に驚いた。即座に眼前に迫ったウインディの突進を、ガラガラはなんとかホネこんぼうでガードする。

「くっ距離をとれ、ガラガラ!」

「甘い! 大文字!」

 距離を取ると今度はウインディの口から極大の炎が噴出する。当たれば体力が満タンだろうとひとたまりもない。

(とった!)

 カツラは確信した。レッドは状況に反応しきれていない。しかし、

「あなをほる!……と、ナイスだガラガラ!」
 
「な、なんと!」

 レッドの技の叫びより数コンマ早く、ガラガラはあなをほるを実行して大文字を避けた。

(決してレッド君が後付で叫んだのではない。レッド君とガラガラの考えがシンクロしていた! まだほんの少年に、こんな事ができるのか……!)

「だがレッド君! ウインディは鼻が利くぞ!」

 ウインディはガラガラが出てきた瞬間に大文字の餌食とする気だ。

「それはどうかな……!」

(ほう……! いい顔をするではないか!)

 ウインディがガラガラを仕留める確率はもう極めて高い。しかし、カツラは決して闘志の衰えないレッドの顔を見て、期待した。

 そして、フィールドの一部の場所の土が盛り上がり、そこから影が飛び上がる!

「大文字!!」

 大文字は飛び出した影を正確に捉えた! が……。

「あれはホネこんぼう!? しまっ……」

 ウインディの顎が突如として上空に跳ね上がり、ウインディがひっくり返ると同時に素手のガラガラがフィールドに着地した。

『ウインディ、戦闘不能! 勝者、挑戦者レッド!』


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