過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/09(土) 23:16:37.06 ID:ixXhzS2V0
 ニビシティ。そこには固い意思を持ち合わせたジムリーダーがいる。

 ニビジム内の岩に囲まれたバトルスペースの中で、今日もタケシの熱烈な教導が続く。

「そうだ!! ポケモンの行動の継ぎ目を見逃すな! 命令をこなしきったらすぐに次の判断をくだせ! 矢継ぎ早に命令しても混乱させるだけだぞ!」

「は……はい!」

 タケシがイワークを操りながら、ジム所属の若きたんパンこぞうとイシツブテに声を飛ばす。

 イシツブテがイワークのたいあたりの猛攻を耐える。イワークは息切れしたのか、動きが止まった。

「今だ! イシツブテ! がまんを開放しろ!」

 イシツブテの渾身の拳がイワークのボディにヒビを入れる。

「良い攻撃だ! だが俺もまだまだ負けないぞ!」

「はい!!」

「イワーク! いわおとし!」

 レッドとの戦い以来、ジム所属を希望するトレーナーが殺到し、タケシは忙しい毎日を送っている。しかしその日々の中に、かつてタケシが持っていた戦うことへの疑問はない。

(俺はポケモン達が好きだ。ポケモンバトルはポケモンと息を合わせ困難に立ち向かい、素晴らしい勝利を分かち合える舞台。レッド君、君は俺に気づかせてくれた)

 タケシはカントー地方で誰よりも、岩タイプのポケモンと息を合わせられる。

(その素晴らしさを、俺は多くの人に伝えたい。強さを望むポケモントレーナーの手助けをしたい。その先にこそ、俺と俺の相棒達が望む強さがあると、今なら信じることができる!)

「さあ、勝つぞ! イワーク!」

「グオオオオオ!!」

 どんな相手でも全力を尽くし、真の強さへの道を教導するタケシ。ニビジムは今日も、固い闘志の声が響き渡っている。


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