過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/23(土) 14:45:14.59 ID:e8JXTbi30
「もどれダグトリオ。行け、ペルシアン!」

 次に現れたのは地面タイプではない、高い敏捷性と鋭き爪を持つノーマルタイプのペルシアン。

 レッドがペルシアンの出始めを狙うようギャラドスに指示するが、狙いの甘いバブルこうせんをペルシアンは悠々とかわした。

「ペルシアン、かげぶんしん」

 ペルシアンの姿が分身し、地面から突き出た岩から岩へ飛び移りながらギャラドスに迫る。

「ギャラドス、たたきつける!」

 ギャラドスがペルシアン達を一斉に尻尾で薙ぎ払おうとするが、ペルシアン達はすぐさま飛び上がりギャラドスの体をその爪で散々に切り裂いた。

「ギャラぁ……」

 ギャラドスの巨体が沈む。ペルシアンの攻撃は素早く、また的確に相手の急所を突いた。

「戻れギャラドス。行け、ラッタ!」

 繰り出されたラッタは一回り大きいペルシアンに怯まずに真正面から近づいていく。

「ふっ慢心したか。今のペルシアンは一体ではないぞ!」

「慢心なんてしていないさ。かげぶんしんはあくまで回避用の実体のない分身」

「……!!」

 サカキは驚く。ラッタは複数のペルシアンの中から本体のペルシアンへ迷いなく走っている。

「ギャラドスを攻撃した時についたギャラドスの泡が、爪に残っているぞ! ラッタ、ひっさつまえば!」

「ちいっ! ペルシアン切り裂く!」

 ラッタの前歯とペルシアンの爪が真っ向からぶつかる。吹き飛んだのはラッタ、しかしペルシアンの爪が割れ、ラッタの前歯は傷ひとつついていない。

(真っ向からの衝突はペルシアンが不利、ならば!)

「ペルシアン、いやなおと」

 ペルシアンが岩を割れていない爪で引っかき、名状しがたい音をかき鳴らす。ラッタは構わず突貫した。

「ひっさつまえば!」

 ペルシアンの喉元にクリーンヒットし、ペルシアンはうめき声を上げて倒れる。

 しかし、サカキはペルシアンを戻して笑う。

「前座は終わりだ。さあ行け、ニドクイン!」



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