過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/24(日) 21:26:06.24 ID:YJF15S+90
 フシギバナの花へ太陽の光が収束する。

 サカキはフィールドをじっと見たまま動かない。

 フシギバナの眼が開く。同時に、フシギバナの背後で地面が盛り上がった。

 フシギバナが即座に振り返り光輝く花弁を向ける。サイドンが角を高速回転させながら姿を現す。

 そしてレッドとサカキが腕を振りかざし、勝利へと手を伸ばす。

「ソーラー………!! ビームウウウ!!」

「つのドリル!!」

 フシギバナから発射される収束された太陽の光。目を使わずに相手を探知した攻撃は、寸分の狂いなくサイドンへ飛ぶ。

 サイドンはつのドリルでソーラービームを真っ向から受け止めた。サイドンの体はびくともしない。

 つのドリルによって拡散したソーラービームがフィールドをずたずたに引き裂いていく。

「行くぞ! 勝利をこの手に!!」

「なっ!?」

 サカキの叫びとともに、サイドンが駆けた。つのドリルでソーラービームを受け止めながら、決して遅くない速度でフシギバナへ走る。

「ひるむなああ!! フシギバナああ!!」

 レッドの叫びとともにフシギバナが歯を食いしばり、ソーラービームの光が2倍、3倍の太さとなってサイドンへ襲いかかる。

「まだだあ!!」

 しかしサイドンの歩みは止まらない。それどころかいつの間に掴んでいたのか、手に平で圧縮させた石をフシギバナの前足目掛けて投合する。

「バナ!?」

 フシギバナの体勢が崩れ、一瞬だがソーラービームの威力が弱まった。

「グオオオオオ!!」

 サイドンはその気を逃さず、つのドリルでソーラービームを受けながら一気にフシギバナへ肉迫した。


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