過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 14:04:54.92 ID:Y1rPXhWF0
『パルシェン、戦闘不能! すごい、すごいぞレッド! フシギバナだけでカンナのポケモンを2体も突破したあ!』

 レッドはフシギバナの消耗を見てラッタと交代する。カンナが繰り出したのはヤドラン。

 ラッタはいかりのまえばからのひっさつまえば、ヤドランは防御力をあげながら水技で対抗する。

「きあいだめ!」

 レッドはヤドランの殻にこもる動作を見極めてラッタを強化する。そしてラッタの狙いすましたひっさつまえばは、ヤドランの防御力の上げようのない脇の下を捕らえた。

 次いでカンナが繰り出したルージュラは、レッドのギャラドスとの壮絶な肉弾戦の末相打ち。

「ここまで追い詰められるなんて……! だけど、このポケモンで勝つわ! 行きなさいラプラス! ふぶき!」

 レッドは再びのフシギバナ。ふぶきの一撃を受け、レッドは図鑑でフシギバナのHPを確認する。すると、ギリギリを示す赤いラインで止まった。

「はっぱカッター!!」

「ラ……プ……」

 ラプラスの首にはっぱカッターが突き刺さり、頭たれて動かなくなる。

「……嘘……」

 カンナの呟きをよそに、スタジアムは一際大きい歓声とアナウンスが響き渡った。

『なんとおおお!! 四天王カンナ敗れる! 勝ったのは挑戦者レッドだあ!』

 しかしカンナはふっと表情を柔らかくし、レッドへ近づいてく。

「なんてことなの。一戦目でシャットアウトができなかったのは久しぶり。勝利の要因を聞かせてくれるかしら」

「フシギバナを信じてましたから。俺達が築き上げた友愛の力を持ってすれば、きっと耐えぬくことができると」

「友愛ね……。ただ四天王の力はこんなものではないわ。こんな言葉いらないかもしれないけど、気張っていきなさい」

「はい!」

 カンナが差し出した手に応じしっかりと握手する。カンナはそのまま翻ってスマートに退場していくと、入れ替わりで今度は筋肉隆々の上半身を晒した格闘家のような男が姿をあらわす。


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