過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/14(月) 22:36:31.36 ID:IwkOwqpW0
 少年はまた駆け出していく。

 しかし去ろうとするタケシに対し、歓声と拍手がなりやまない。

 それを見て、ハナダのおてんば娘は微笑んでジムを後にした。

 ジムのトレーナーたちがタケシに駆け寄ってくる。

「タケシさん、俺、俺」

「皆、話したいことがある」

 ポケモンバトルで、ポケモンとの絆を証明している者達がいる。自分もそのうちの一人になりたい。熱いバトルを通して。

「書類を片付けたのが無駄になってしまうが、どうか俺を、ジムリーダーとして鍛えさせてもらえないか。まだまだ、ジムリーダーとして学ばなきゃいけないことがありそうなんだ」

「……!!」「もちろんです!!」「やった!! タケシさん!!」

『タ・ケ・シ・!』『タ・ケ・シ!』『タ・ケ・シ!』

(ありがとう、レッド。君ならばきっと……!)

 またひとり、ポケモントレーナーとして新たな扉を開く。

 レッドの旅はまだまだ続いてく……。


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