過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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(SSL)
[saga]
2014/09/21(日) 18:12:46.29 ID:Z03kpI3k0
両者KOのため2体目は同時に出現させなければならない。レッドもグリーンも相手の手持ちの情報がないため、ここからは未知の戦闘になる。
レッドが選んだのはギャラドス。理由はある。ギャラドスは水と飛行の複合タイプ、弱点となる岩タイプと電気タイプの攻撃は、ガラガラの後だしによって回避できる。
対してグリーンが繰り出したのは緑色の外骨格に両手を刃と化した密林の暗殺虫、ストライク。
(ここだ!)
レッドの脳に駆け巡る閃光。絶好の奇襲チャンスだった。
「ギャラドス! 10万ボルト!」
「なに!?」
ギャラドスから発した電光がストライクに直撃する。
観客席で「あれはミーがプレゼントしたわざマシンネ!!」とマチスが隣のポケモンだいすきクラブ会長の首に太い腕を回して叫んでいる。
「ストライク、とっしん!」
しかしグリーンが一瞬で冷静さを取り戻し、かろうじて生き残ったストライクへ命令する。ストライクは羽をはためかせてギャラドスへ突進するとギャラドスの顔面を蹴り飛ばし、その反動でグリーンの元へ舞い戻ってグリーンのモンスターボールから発せられたリターンレーザーを浴びる。この技はバトル後にポケモン協会によってとんぼがえりと命名された。
「サンダース!」
ストライクと入れ替わりで現れたのはサンダース。グリーンの命令の前にサンダースの素早い電撃がギャラドスを掠めたが、なんとかレッドはギャラドスにリターンレーザーを当てた。
(サンダースが狙う交代後出始めの先制攻撃、ガラガラならば!)
レッドの狙いはあたり、サンダースが放った電光が出始めのガラガラに直撃する。しかしガラガラは全く意に介さずホネこんぼうをサンダースへ投合した。
「ミサイルばり!」
グリーンはガラガラの姿を見てあの時のカラカラだと一瞬で見抜き少し微笑んだが、すぐに厳しい顔へ戻す。
サンダースの毛が逆立って波打ちと、空気を切る鋭い音を立てながらホネブーメランへと飛んで行く。ホネブーメランは空中で華道剣山のようになって勢いをなくし、サンダースに届く前に墜落した。
「じしん!」
ガラガラが両手を地面に突き刺して大地を脈動させる。揺れた地面がサンダースを真下から叩き上げ、サンダースの体が宙に舞った。
(あさいっ)
レッドは即座に悟り、ガラガラに追加攻撃させる。
「ホネこんぼう!」
「にどげり!」
ガラガラが地面に落ちているホネこんぼうを拾い上げて空中のサンダースへ振り下ろす。しかしサンダースは身を捩ってかわすと後ろ足でにどげりし、ガラガラをのけぞらせた。
「ホネブーメラン!」
のけぞったまま腕力だけで投合されたホネブーメランは着地中のサンダースに直撃し、今度こそサンダースを沈ませた。しかしガラガラもにどげりが急所にあたってしまったのか膝をつく。
「ラプラス!」
5対4。次いでグリーンが繰り出したラプラス。水技を予想したレッドがガラガラを戻す。
予想はあたり、ラプラスが相手の出始めを狙ったハイドロポンプはフシギバナの花弁を濡らすだけに終わった。
「へえ。いい見極めだなレッド! れいとうビーム!」
「!? はっぱカッター!」
はっぱカッターとれいとうビームが激突すると、すぐにはっぱカッターが凍りついて粉砕されていく。しかしれいとうビームが届いた場所にフシギバナはいない。
フシギバナはすぐにフィールドを旋回するように走ってラプラスへ距離を詰める。図体は大きくなったが決して進化前と比べて鈍重になったわけではなく、むしろ強化された筋力によってその速度は上がっている。
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