過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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2014/07/15(火) 22:41:42.84 ID:jtHkzUs+0
「おーし皆、集まってくれ」
オツキミ山のニビシティ側麓にある草むらの中、レッドはフシギダネ、コラッタ、ポッポ、バタフリーといった手持ちのポケモンたちをモンスターボールから外に出していた。
「俺達の新しい仲間だ。出てこい! コイキング!」
光とともに跳ねまわる魚影。地上におけるその姿は川から打ち上げられて身悶える魚の姿そのものでしかない。
「こいつはコイキング! 技は今は……攻撃技じゃない"はねる"しかないけど、俺達にとって貴重な水ポケモンの仲間だ。レベルアップして水の技を覚えれば、岩ポケモンの多いオツキミ山できっと活躍してくれる。皆サポートよろしくな!」
レッドの言葉にポケモンたちがそれぞれ鳴き声を上げて答える。皆レッドに大事に育てられて強くなってきたことをわかっており、新しい仲間のサポートにも理解を示してくれているようだった。
「さて、それじゃあオツキミ山の入り口を少し探索してみようか。ポケモンセンターにもよって、もう一度あの人にお礼を言っておこう」
ポケモンが500円で売っている。しかも草むらでは中々お目にかかれない水ポケモンということもあり、レッドはすぐに心惹かれコイキングを購入した。
純粋な少年は売ってくれた男性に対して深く感謝している。
(あれ、なんだろ?)
ポケモンセンターから複数の警察であるジュンサーが複数人現れ、布を被せた男を連れて行っている。
「あいつ、ポケモン売買の許可証を持たずにポケモンを販売してたのよ」
「え」
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