過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/15(火) 23:42:01.03 ID:jtHkzUs+0
「よし、もどれコイキング! 行け! バタフリー!」

「……」

 バタフリーがズバットを念力で倒し、ボールを収めたレッドは一息つく。

「ねえ、レッド君。そのコイキングって攻撃技もってないんでしょ? どうして育てているの?」

 彼は知っているのだろうか。そのポケモンのポテンシャルを。

「えっと……初めて手に入れた水タイプのポケモンってこともあるんだけど、なんていうのかな」

 レッドがぽりぽりと頭をかく。

「確かに今は強くないけど、これから戦いの経験を積めば、きっと強くなるって、そう思ったからかな」

 レッドがコイキングの入ったモンスターボールを期待に満ちた目で見る。

 育てれば進化するという知識をひけらかすわけではない。かといってとぼけているようにはとても見えない。

 普通知識のない人間がコイキングを見ればなんと役に立たないポケモンと判断するだろう。

 しかしレッドは、期待している。努力の積み重ねの先にあるものを。

「レッド君はさ」

「?」

「もし絶対に勝てない相手、何度戦っても実力の差を見せつけられるような相手がいたら、どうする?」

 カスミはレッドではない虚空をみて質問している。


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