過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/17(木) 00:24:10.93 ID:CXpFsnIc0
「ふう、もうすぐ山頂だねカスミ」

「……そうね」

 一度ニビシティまでもどった二人はレッドの傷の回復を待ち、オツキミ山の踏破に望んだ。

 正直カスミは途中でレッドを残して引き返すつもりでいた。カスミはただ今家出中である。

 しかしレッドと別れるのが名残惜しく、結局ここまでついてきてしまった。

「カスミ! あれピッピだよね!」

 洞窟から外に出た山頂付近、満月の下の円形にくぼんだ場所にピッピが群れで円を作って踊っている。

「えっうそなにあれ!? 私もあんなの初めて見た……」

 そのうちの一匹が円から外れ、レッドとカスミの手を引く。突然の友好的な動きにポケモンを出すという選択肢が頭に沸いてこない。

 戸惑いながらも円の中心に導かれるレッドとカスミ。一匹のピッピが、レッドのポケットをしきりにつついている。

「あっ……そうか、博物館で見たのとやっぱり同じ、これは月の石か」

 レッドはそれをピッピに導かれるまま、天高くかかげる。月の石が輝き、円になって踊っていたピッピ達が光の粒子をまとって宙に浮いていく。

 可愛らしい鳴き声と共に夜空に光のカーテンを作りながら、月の石の力を得たピッピが夜空に舞いながらピクシーへと進化していく……

「綺麗……」

「すごい……」


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