過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/20(日) 01:57:43.00 ID:Ne1PSPPI0
 クチバシティジムのバトルスペース。今は回復させたライチュウと共に、マチスは観客達を招いてバッジの授与式を行った。

「ナイスファイトネ! これがジムリーダーが認めた証、オレンジバッジネ! コングラッチュレーション!」

「ありがとうございます……! やった……!」

「わしからも言わせてくれ。おめでとうレッド君」

「会長……!」

「お兄ちゃん!おめでとう!」
 
 男の子と女の子もレッドに駆け寄ってくる。

「けどミーもびっくりしたネ! あそこでつるのムチを使うなんて! ユーにはなにか確信があったノ?」

 レッドは気恥ずかしそうに答える。

「フシギソウの、声が聞こえた気がしたんです。やれるって。今思えば、変な話なんですけど」

「全然、変じゃないヨ!! それはユーとポケモンの心が通じあってる証、スペシャルフレンドなら当然ネー!」

 笑顔でレッドを称えるマチスに、会長が連れてきた大人の一人が近づく。

「マチスさん、私達はあなたを誤解していた。あなたが話しかけてきた時、ロクに話も聞かずに敵視して……」

「ミーの経歴を考えれば仕方ないね。でもミーはただ、最近ロケット団がポケモン泥棒を行ってるから、ポケモンをセーブするための講習に誘いたかっただけネ」

「なっ……そうだったのか……。私達はそうとも知らず……」

「お母さん、受けよう」

「そうだよ。バトルのやり方くらい覚えとかないと、なにかあった時に守れないよ! 大切なパートナーなんだから!」

 二人の子供が親に訴える。いや、ここにいる全員に訴えていた。

「! あなた達……そうね。そうよね」



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