過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/20(日) 01:57:43.00 ID:Ne1PSPPI0
クチバシティジムのバトルスペース。今は回復させたライチュウと共に、マチスは観客達を招いてバッジの授与式を行った。
「ナイスファイトネ! これがジムリーダーが認めた証、オレンジバッジネ! コングラッチュレーション!」
「ありがとうございます……! やった……!」
「わしからも言わせてくれ。おめでとうレッド君」
「会長……!」
「お兄ちゃん!おめでとう!」
男の子と女の子もレッドに駆け寄ってくる。
「けどミーもびっくりしたネ! あそこでつるのムチを使うなんて! ユーにはなにか確信があったノ?」
レッドは気恥ずかしそうに答える。
「フシギソウの、声が聞こえた気がしたんです。やれるって。今思えば、変な話なんですけど」
「全然、変じゃないヨ!! それはユーとポケモンの心が通じあってる証、スペシャルフレンドなら当然ネー!」
笑顔でレッドを称えるマチスに、会長が連れてきた大人の一人が近づく。
「マチスさん、私達はあなたを誤解していた。あなたが話しかけてきた時、ロクに話も聞かずに敵視して……」
「ミーの経歴を考えれば仕方ないね。でもミーはただ、最近ロケット団がポケモン泥棒を行ってるから、ポケモンをセーブするための講習に誘いたかっただけネ」
「なっ……そうだったのか……。私達はそうとも知らず……」
「お母さん、受けよう」
「そうだよ。バトルのやり方くらい覚えとかないと、なにかあった時に守れないよ! 大切なパートナーなんだから!」
二人の子供が親に訴える。いや、ここにいる全員に訴えていた。
「! あなた達……そうね。そうよね」
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