10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/14(月) 21:50:43.33 ID:PeQPCDngo
孫娘はどうやらあの後近くの川の水で肘の傷を洗うことを思いついたらしかった。
まあそれはいい。
化膿しても困るのでむしろあの鈍い頭で思いついたことを褒めてやりたいくらいだ。
ただそれ以降がヘレナとしては不満だった。
さてどうしてくれようか。
水遊びに興じるミナを離れたところから眺めながらヘレナは頭を抱えた。
まったく誰に似たのだろう。
ヘレナはそれを考えるたびにげんなりする。
どう考えても自分ではない。
ミナの親でありヘレナの娘であるキーナにもそれほど似ていない。
ヘレナは小さなころから聡い子供で魔法の才覚もとびぬけていたし、キーナはそれに及ばないにしてもその分要領がいいというべきか、かなり世渡り上手なところがあったからだ。
となると考えられるのは……
(やっぱりあのクソ男どもか)
舌打ちする。
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