16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/15(火) 18:39:39.82 ID:eOhLbTZvo
それからしばらくはミナも真面目だった。
他のもっと楽しいことに惑わされることなく魔法の訓練、つまりは探し物に専念していた。
……だからといってそれに結果が伴うわけでもなかったが。
「なんだいこれは」
部屋の椅子に腰かけたままヘレナは手の中のそれを冷たく眺めた。
「探し物見つけた!」
「……」
その石は確かに珍しい形をしていた。
丸い。完璧な円形だ。
のみならずどの角度から見てもやはり完璧な円形なのだった。
つまり綺麗な球形ということだ。
「すごいでしょ?」
「まあ確かにそれはそうだが」
「やった! あたしえらい子!」
「それは違う」
「えー!」
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