4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/13(日) 22:02:51.97 ID:7G5TlUsCo
「そう、いい子だ」
ヘレナがうなずくともう傷の痛みやらを忘れたかのようにミナは「あたしいい子!」と笑った。
ヘレナの頬がひきつるがそれには気づかなかったようだ。
「で、何を探せばいいの?」
「それについてはわたしは何も言ってない」
「どういうこと?」
「何を探すかわからなくても魔法の助けを借りれば見つけられるからだよ」
ヘレナの胸中に再びイライラが積もり始めた。
まるっきり朝の繰り返しだし非効率だし、つまりは無駄だからだ。
それでもなんとか我慢する。
「それじゃあ見つからない……」
「見つからないじゃない、見つけるんだ」
「むりぃ」
堪忍袋の緒は意外とすんなりブチ切れた。
「いいからさっさと行ってこい!」
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