過去ログ - 「なんてこと……なんてことしやがる……ッ!」
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11:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:31:11.37 ID:4ENc1A5go


 白く立ち行く湯気の元には最早『塔』といわんばかりにキャベツとモヤシ、豚肉のシンプルな野菜炒め、
それが国民食とも言えるミソラーメンの上に盛られている。
廊下に充満していたものとは比較にならない香りに呼応し、我が胃袋は何度目かの悲鳴を上げる。


 そしてどうだ、『塔』の根元から垣間見えるミソの海。
我が海馬はその味わいを瞬時に蘇らせ、口内では唾が滂沱と湧く。


 普通はたかが袋麺にここまで手間は加えまい。
何せ商品の商標が『インスタントラーメン』である。インスタントであることに意味があるのだ。


 しかし、どうだ、上に野菜炒めを盛るだけで、あらゆる高級料理では再現不可能であろうこの威容。


 そして御託はここまでだ。この一品を前に御手元まで用意されて回想を続けるなど阿呆のすることである。




「いただきます!」






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