過去ログ - 「なんてこと……なんてことしやがる……ッ!」
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7:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:24:50.25 ID:4ENc1A5go

 最早、物を言い出したのは胃袋だけではない。
劇的に刺激された私の海馬は、私が経験したあらゆるニンニクに関する記憶を引きずりだしてしまった。


 餃子、
 
 ペペロンチーノ、

 いつか居酒屋で食べたガーリックバターで仕上げたジャガイモは絶品だった。


「だ、ダメだ!集中しろ……そうだ、ほっとくんだ、もう少しで……えっ!?」


 ジュワッ、と事務所にまで音が響き渡る。
野郎、ニンニクのボイルなんてつまみを夜食にするはず無いとは考えてはいたが、ニンニク胡麻油で『肉を焼きはじめた』だと!?
間違いない、この状況で私が間違えるはずが無い、しかもニンニクの臭いに交ざったこのスパイシーな香りはたっぷり塩コショウだ。


 それだけじゃない、なんて手際だ。
ジャッ、ジャッ、と手早くかき混ぜられ、投じられた肉にも色目が付いた頃合であろう。
それを、それをどうするつもりだ。




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