947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/07/23(水) 08:57:53.15 ID:Cztn70Je0
>>936
深夜明けのテンションで書いたよ!よ!
この気もちはなんだろう
この気もちはなんだろう
目に見えない エネルギーの流れが
大地から あしのうらを伝わって
この気もちはなんだろう
この気もちはなんだろう
ぼくの 腹へ 胸へ そうして
のどへ 声にならない さけびとなって
こみあげる この気もちはなんだろう
『春に』という合唱曲の歌い出しである。
合唱コンクールがあるとかで、この夏休み半ば無理矢理に借り出された俺は
予期せぬ事態に巻き込まれ、この季節はずれな課題曲の歌詞を噛み締めることとなった。
そう、俺はウンコ漏らしたのだ。
帰宅途中、下痢特有の猛烈な腹痛と便意に襲われた俺は
トイレを求めて必死に、しかし括約筋に細心の注意を払いつつ歩きまわり、
さながら、B級映画のゾンビのようになっていたところをクラスメイトに救われ
女学生の自宅のトイレをお借りすることとなったのだ。不幸中の幸いである。
しかし、かろうじて持ち直した俺の運気はすぐまたマイナスの方向へ全力で舵を取る。
清潔で可愛らしいカバーのなされた便座と、芳香剤のフローラルな香りに気を緩めた俺の肛門は、
人間のそれが発するとは考え得ない「パァンッッ!!」という破裂音を発し、
まだ脱ぎ終えていない制服のズボンと、ピンク花柄の便座カバーを茶色の液体で一瞬のうちに染め上げた。
「あっ」そう口に出した時にはもう遅かった。ウンコ漏れてる。漏れてるってレベルじゃない。やばい。
中腰で腰を下ろす途中の姿勢で固まったまま、俺はあの歌を思い出す。この気持ちはなんだろう。
今ならば、練習で気持ちが入ってないだのと散々指摘されたあの時とは違う、真に迫った歌が歌える気がする。
フッ、っと小さな笑いを漏らし、トイレットペーパーで応急処置を終えると俺は現実という名のドアを開けた。
1002Res/221.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。