過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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◆jPpg5.obl6
[saga]
2014/09/15(月) 14:35:26.66 ID:ZyG8Gp6S0
船自体が古いのか軋んだ音がところどころ聞こえてくる。
そこには2人の少女が佇んでいた。
雪風「ここって何もないですねー」
「・・・」
品が良さそうな現代にはいない、流れるような黒髪をした和装の少女はさっきから沈黙を貫いている。
楽しそうな顔をしているが明らかに楽しんでいないと言うことが明白であった。
雪風「あなたはどうしてここへ?」
「それは簡単ですわ。ただ私(わたくし)の意志で赴いただけですの」
雪風「そうは見えませんね。あなたの実力ならこの時にでも船を脱出してます。しかもバレることなく」
「まぁ・・・鋭い指摘ですわね。でも平凡すぎてツマラナイです」
「あなたの才能は幸運・・・。これくらいなら私も持っていますわ」
雪風「・・・」
その時雪風は思った。この人は今までのどんな人よりも希望を持っていると。
「あの人」よりも。
「それで一ついいかしら?あなたの左腕・・・大きさがあってないことよ?」
雪風「これは「あの人」の力を手に入れるためですよ」
「ツマラナイですわね」
雪風「あ!島が見えてきましたよ!」
「そう」
雪風「もしまた会えるといいですね。名前は?」
「どうせ2度と会えませんし名乗るのも一興ですわね・・・」
「私の名は----」
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