過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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◆jPpg5.obl6
[saga]
2014/11/05(水) 23:36:21.57 ID:j1hHUzlh0
<再開>
モノクマ「あれあれ?そんな太くて固い棒なんか持って・・・まさかヤっちゃうんすか!?それとも殺っちゃうんすか!?どっちでもワックワクのドッキドッキだあー!」
モノクマは興奮気味に天龍に近づいて行った。
だが---モノクマの体が宙に舞う。
そして目にも止まらぬ速さでモノクマの体に鉄棒が突き刺さる。同時に監視カメラを壊す。バチバチと音をたてて壊れていく。
モノクマは何かをしゃべろうとしたが、スピーカーからはノイズしか聞こえず数秒後に機能を停止した。
中にあるメイン動力と爆弾の起爆回路をそして備え付けのカメラ。これらが重なった瞬間を天龍はついたのだ。こんな芸当ができるのは彼女しか世界にはいないだろう。
日向と相対した時とは違う鋭い空気を纏う「超艦隊級の軍人」天龍。
ジャンクと化したモノクマには目をくれず吹雪を見ながら妹に先ほど突きつけられた言葉を思い出す。
天龍「これが絶望か・・・」
そうつぶやく。そして熱い思いを秘めたまま機械のように淡々とつぶやく。
天龍「ごめんな、龍田。俺さ、ちっとも絶望のこと分かってなかったわ。でも今理解したから大丈夫だ」
天龍「だから俺が・・・龍田を喜ばせてならないとな。ちゃんと「お前を絶望させてやる」。」
天龍「吹雪も皆も助けてよ、ここから出るんだ。「外の連中」も片づける・・・。龍田が何年もかけて何人も殺して準備した計画を・・・全部全部、隅から隅まで・・・壊してやんよ」
それは復讐と言うより純粋に妹のためになると思っての発言。絶望と希望に挟まれた彼女は---どちらとも違う純粋な何かへと精錬されつつあった。
どこにいきつくか分からないまま。
十分後。
体育館から出てきた戦友たちの足音が響く。結果は引き分け。なおこれに決着を着けたのは青葉で「リークしますよ?」と赤城---レッドヘアー---に言ったからだ。
---レッド「っち!しゃーねーなァ・・・。あいつはムショの冷てー飯よりあったかい飯を食いたいだろうしな。俺の心は冷めたままだけどよ」
現在の赤城は体育館の舞台そでにあったマイクコードで縛られている。
半分は見張り、もう半分は集団で鎮守府内の様子を探りに来たようだ。
保健室の扉を開けた響の目に張ったのは胴体を貫かれて停止しているモノクマと破壊された監視カメラの残骸。ここだけでなく道中には同様の物が落ちていた。
明らかに軍規違反だが完全無視をした天龍がモノクマ側だったのなら護るどうりも無い。そして体育館のモノクマは動かなくなっておりハッカーとの連絡も途絶えたが---
見る限り単身でモノクマと天龍が戦っていたのだろうと戦友たちは考えた。
霧島「逃げてましたか・・・けど何かありそうですね。ここは・・・」
響「私と龍驤さんで残るよ。何か見つかったら教えるからね」
霧島「けど彼女は・・・」
龍驤「心配いらへんよ。響ちゃん機械強いゆうてたしなー。うちはそのサポートやね!」
日向「だが・・・」
響「私と龍驤さんが居ると足手まといだよ。それに心配はない。腕には少し自信あるんだ」
日向の言葉にそう言い返す響。日向は天龍を押さえつける役割がある。
日向「・・・了解した。だが何かあった時はすぐ言え。私達はしばらくここを探索するから」
そんなやり取りの後龍驤は「どないしたらこんなんなんねん」とつぶやく。
恐怖しながら調べる龍驤をよそに響はベッド周辺を探る。そして「なるほど」と何かを見ながらつぶやいた。
響「龍驤さん。賭けに少し付き合ってくれないか?」
龍驤「?・・・どないしたん?」
響「もしだけど万が一があったらすぐ助けを呼んで」
龍驤「どういうことや?」
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