過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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934: ◆jPpg5.obl6[saga]
2014/11/13(木) 22:36:25.61 ID:IH9gVeUp0
<再開>


天龍「今更もう進める道なんかねぇよ・・・」

吹雪「私だって・・・どうすればいいか・・・それが一番いいのかなんてわかりませんよ・・・。だけど、それを見つけることではなくて探すことこそが大切だと思うんです」

意図してか偶然か。記憶を取り戻す直前にも同じことを保健室で、龍田とした会話の中でも同じことを口にしていた。

記憶を失おうと取り戻そうとその言葉こそ、吹雪の本質なんだろう。

天龍(どんだけいい奴なんだかよ・・・)

吹雪「だから、天龍サンだけじゃなくて「龍田サンだって今からでも・・・」」

しかし、その言葉は途中で遮られることになる。



「「「うぷぷぷぷぷぷぷ・・・ うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ・・・」」」


鎮守府内のありとあらゆるモニターにモノクマの顔が映し出されスピーカーからは一斉に聞きなれた笑い声がこだましたのだ。

モノクマ「もう少し「超艦隊級のハッカー」を演じて悪あがきしても良かったけど、非実在艦娘を演じるのも飽きちゃった」

モノクマ「このままだとモノクマからマネクマになって黄色い救急車に乗っけられそうだよ」


響「ほう、そんな余裕があるならさっさと私たちを始末したらどうだい?」


天龍「響・・・お前・・・」

正面から響が現れた。

今の彼女の姿は満身創痍とまではいかなかったがところどころ破け、傷がある。

響「・・・ずいぶんあっさりしてるね」

モノクマ「ボクほど潔いクマはいないよ?どの道龍驤サンが手に入れた金属の正体はすぐわかりそうだしさ」

響「わざと入れてたな?」

響は天龍から龍田の話を聞いた時、一つの予感があった。理由は2つ。それが超艦隊級の艦娘達の手で「世界はすでに滅亡しており、殺し合ってきた自分達は親友だった」と言う希望を絶望に変えるため。

もう1つは、己の計画がその手掛かりによって自らを絶望させるため。

絶望を快楽へと変え、破滅的な絶望を振りまく兵器(しょうじょ)。それなのにまだ何かをする気なのだろうか?

モノクマ「本当は、残り5人くらいで隼鷹サンあたりが生きていたら気づくよう仕込んでいたのになぁ」

モノクマ「けどネタバレしちゃった。けど!ボクは前向きに生きるよ。モノクマに後退の2文字はないしね」

青葉「・・・何をする気です?」

皆の声を言うように青葉が言った。

警戒する者たちとは対照的にスピーカーからは底抜けに明るい声が聞こえる。

モノクマ「さてさて、じゃあ縛りプレイをされている赤城サンも含めて揃ってるし・・・始めちゃいますか!」

大和「何を・・・?」

モノクマ「何をって進級試験ですよ!」

モノクマ「あ、検定料は忘れちゃダメだよ?そこは公務員よろしくびた一文負けないで取るからね!」

日向「その検定料はどのくらいいるのだ?」



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