過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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[saga]
2014/11/14(金) 23:57:47.15 ID:GPTNSwz60
<再開>
モノクマ「はいはーい。それじゃあ進級試験始めるよー」
すると、外に居た日向が顔を出し、皆に事実を告げる。
日向「・・・廊下に居るモノクマの様子が妙だ」
皆が廊下へと向かうと---左右に50体ずつのモノクマが並び、その奥に一匹のモノクマが仁王立ちをしていた。
イムヤ「ガイナ立ち・・・?」
大和「ただの仁王立ちよ。一手にダメージを引き受ける気はなさそうね」
青葉「頭の上に何か乗ってますよ!」
それは吹雪がモノモノマシーンで手に入れた「脱出スイッチ」を一回り大きくしたような物体だった。
それを皆が見たところで、放送が響く。
モノクマ「あの、一番奥に居るボクの頭の上に乗っているのが正面玄関を開くスイッチだよ!あれをスタートから15秒以内に取りに行けば、勲章代わりにわたそうじゃないか!」
あっさりとしたセリフにどよめきが起こるも、一人冷静な隼鷹が醒めた目つきでモニター上のモノクマに問いかける。
隼鷹「・・・ただ走って取りに行くなんて訳じゃねーよな?」
モノクマ「それじゃあつまんないからボクからの盛大なお祝いをさせてもらうよ。その数なんと百発!20秒は続くぜ!」
その言葉だけで、感の良い者は理解する。モノクマに仕掛けられていた自爆用の爆弾。霧島が投げなければ死んでいただろう爆発力。それが開幕と同時に廊下全体を埋め尽くすだろうと。
モノクマ「15秒経ったら一番奥のボクも犠牲にして「お祝いの花火」をあげちゃうよ?ちなみにあのスイッチはそこまで頑丈じゃないからね。うぷぷ・・・」
遠回しに「ここに永遠に居させてやる」と言っているに等しい「進級試験」。
爆発の威力は廊下をいとも簡単に爆炎に蹂躙させるだろう。運よく駆け抜けたとしても全身をやけどするかもしれない。艤装が溶ける可能性もある。それ以前に熱気を吸って肺が焼けただれる可能性もあるだろう。
モノクマ「良いゾ〜これ。その絶望顔を記念写真として撮っておきたいよ」
モニターからあざ笑う声が響く中、日向が一歩踏み出す。
天龍「これ返すわ」
日向「ああ」
最上「日向!ダメだよ!あの威力を百回浴びたら・・・」
最上の言葉に、小さく首を振る日向。
日向「だか・・・必ず誰かがやなねばなるない。それに可能性があるのは私だけだろ?」
霧島「得策じゃありません。ここはバイクで」
日向「しかし---」
天龍「俺が、行く」
吹雪「て、天龍サン!今のあなたは・・・」
天龍「あいつは飽きている。こいつは嫌がらせだろうな、多分」
天龍(次の絶望(ゲーム)は整ったってか・・・)
同時に確信もしていた。「あの脱出スイッチは本物であると」。
龍田が他人に絶望を与えるときは、自分にも絶望する可能性も含めるほどに。
まさしく、どうあがいても、絶望だ。
天龍(誰かのために死ぬ、か。今まで考えたこと無かったぜ。けど・・・まだ死にたくねぇよ)
その迷いは「残念」と言うべきかは彼女自身にも分からなかった。
<今回はここまで>
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