過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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◆jPpg5.obl6
[saga]
2014/11/16(日) 23:22:49.68 ID:cuqSkiBG0
<再開>
他者から戦闘マシーンと呼ばれ続けた彼女の心が、一瞬だけ強い不安と恐怖にとらわれる。
生き続けることにも覚悟がいると初めて知った。
その不安を拭い去るために、彼女は聞いる声でつぶやいた。
天龍「その・・・あ、ありがとな、吹雪・・・」
自分に「可能性」を示してくれた少女に対して言った言葉は残念ながら吹雪には伝わらなかったが---
代わりに日向が眉を顰(ひそ)めながら問いかける。
日向「・・・それは贖罪のつもりか?だったらやめておくんだな。今の君は満身創痍だ」
その言葉の中には厳しさと慈愛が入っている気がした。同時に闘争に身を捧げる境遇で有りながら自分にはない物を持つ日向を少しだけ羨み---
何かをつぶやいた。
天龍「--------------------」
日向「・・・!本気か?それと・・・これは君が持っておいた方がいい。今使うかもしれないからな」
天龍「ああ。まだ借りとくぜ」
そう言うと同時に、モノクマの声が響いた。
モノクマ「じゃあ、進級試験・・・始めッ!」
非難どころか疑問すらあげられなかった。一番手前のモノクマが爆発し、轟音と熱風が廊下を包む。
しかし、天龍は確固たる意志を持って、行動を開始した。
モノクマルーム
「進級試験」開始と同時に黒幕はただ1つ、スイッチを持ったモノクマに集中させ、視界を完全にモノクマとシンクロさせていた。
そして、予想通りの展開が待っていた。モノクマの連鎖自爆の中に日向から借りたであろう刀をモノクマの急所---すなわち、爆弾の起動システムと本体の維持装置が重なる瞬間に襲いかかったのだ。
もはや兵器として、艦娘としての域を超えている少女が刀を「投げた」のだ。
しかし、受け止める。
龍田「は〜い、ゲームオーバー♪」
視点を切り替える。天龍がどんな表情をしているか見たかったからだ。さらに言うなれば、最後に粉々になるスイッチを前にした彼女がどんな絶望をするのか。壊されていない監視カメラに映る映像を見る。
しかし、映っていたのは---「何かを受けた日向らしき姿が映っている」だけだった。
龍田「・・・?」
疑問に思ったのが1秒。一瞬で把握するも時すでに遅し・・・
龍田「絶ッ望的だわーーーーーーーーーーーーーーーー♪」
画面に映った天龍を見て、そう叫んだ。
残り3秒。
廊下を包む煙と炎と熱風の中を「それ」は砲弾のように進んで行く。
モノクマに鋭く、速く、強く。
残り2秒。白刃どりををした日本刀を何か動きを見せたが---「それ」はモノクマの目の前に現れた。
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