過去ログ - めう「お嬢様めうめうと執事ひなひな」
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2014/07/16(水) 01:10:23.31 ID:eVlFbbiuo
…お昼を過ぎた午後!
今日は当主の奥さん、つまりめうの母親のお誕生日なのです。
だから社交会も兼ねて芽兎家でパーティーが開かれます。
会場の真ん中には依頼して作られた巨大なちくわケーキが置かれていました。
まり花「もぐもぐ、さきちゃんっ!このケーキとっても美味しいよっ!」
咲子「うふふ、ありがとうございます」
一舞「さきこが作ったんだから当然だしっ!」
凛「…………」
凛はケーキを咀嚼しながらこのケーキを作ったと思われる少女二人の指を眺めました。
お揃いの銀色の指輪。つまり二人は……。
凛(女性同士で結婚だなんて、非現実的かと思ったけれど……)
ちら、と凛はまり花の無邪気にケーキを頬張る顔を見ます。
それはとても可愛らしくて、愛おしいものなのです。
まり花と交流を深めるうちに、凛はそんな彼女が大好きになっていました。
思いは募れど、告白する勇気はありません。同性愛だなんて、一般的じゃないのです。
しかし、今凛の目の前にその同性愛を成立させたと思われる二人の少女がいるではありませんか。
凛(私も……レコード屋とあんな……)
凛は思わずまり花の横顔を凝視してしまいます。
流石のまり花も彼女の視線に気が付いたようです。
まり花「ん?じっと見てるけどなぁに?りんちゃんっ?」
凛「な、何でもないわ……」
しかし、凛は臆病なので、まだ告白する勇気は無いのでした。
彼女ははぁ、と小さく溜息を吐きました。
一舞「そういえば、めうと日向さんは……」
咲子「お二人は今お風呂だそうですよ?洞穴で服汚れちゃったみたいですし……」
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