過去ログ - アンドロイド「こんちはーっ」女「は?」
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22: ◆dINyckyVoNyT
2014/09/09(火) 14:15:43.36 ID:5nubO/e80
女「離せよ、タコ」

ポコ太「…………」ス

女「私を抱えて逃げ出せるまで頑丈だとは思わなかったよ」

ポコ太「一応、戦闘時ニハ装甲が強化サレル仕組ミニナッテルカラネ」

ポコ太「ダカラ生活状態ノ時ニハ武装ヲ使ッテ腕ガ壊レタリスル」

女「あっそ、ポンコツだと思ったけど随分とハイテクじゃん」

女「だけど、私を連れてきてこれからどうすんの?」

ポコ太「僕ハ……モウ一度、コウシテ姉チャント話シタカッタ」

女「はぁ?まだ話し足りなかったわけ?」

ポコ太「今マデ話シテタノハプログラムデ、僕ジャナカッタカラ」

女「なるほど、お前は脳みその部分か」

ポコ太「アノ時、死ンデカラズット、ズット会イタカッタ」ギュ

女「やめろ」

ポコ太「?」

女「やめろってんだよ、離せ」バシ

ポコ太「………」

女「脳みそだけになって、どうしようって言うの?」フルフル

女「殺されて、使われて、アンタの気持ちだけ残して私の目の前に現れてどうすんだよ……」ポロ

ポコ太「………」

女「あの刑事に話を聞いて、少し気づいたんだ」

女「あの時の後、葬式で遺体の首がなかった事や、アンタの両親が急に裕福になって消えた事とか、いろいろな疑問があってさ」

女「それが全部繋がって、こんな風になってたのかって」

ポコ太「姉チャンモ、僕二会イタカッタンジャ?」

女「ああ会いたかったよ、できればもう一度一緒に居られればいいと思ってた」

ポコ太「ジャア……」

女「でも好きだった人間が化け物になって現れても、この先どうすんの」

ポコ太「………」

女「なぁ、教えてくれよ。姿形が変わっても中身は〜とかって甘い考えでもしてんの?」

女「確かにアンタはアンタだけどさ、これじゃあ私、馬鹿じゃんか」

女「今ではコンピューターが発達して、学習機能もあって、どれも人間と大して変わらないぐらい頭がいいんだよ?」

女「作り物に相手に恋愛ごっこする馬鹿も増えたさ……でも私たちは人間なんだ」

女「人として一緒に生きる事にこそ価値があるのに……どうすんだよ」ガン

ポコ太「ナンニモ、デキナイネ」

女「それでも良いって言う人間もいるかもしれないけどさ、考えれば虚しいだけじゃん」

女「たしかに嬉しいよ、嬉しいけど……私が欲しかったアンタは……こんなんじゃなかったよ」




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