過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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◆aGwfZTc7eA
[sage]
2014/08/26(火) 00:12:46.36 ID:HTLkgMCt0
「ん〜、美味しかった。 今日も合格点よ、守屋さん」
「ははっ、ありがとうございます。 其れでは色々と片づけますので、先峰さんはご自分の荷物を纏めてください」
「は〜い」
食事をはじめてから十数分、サンドウィッチを食べ終えた二人は其々の荷物の支度を始めた。
先峰はテント内に戻り、指輪作りに必要な道具一式と完成した指輪3個を、其れなりに大きく道具を入れるのに丁度よかった裁縫箱に入れ、
持参したボストンバッグに裁縫箱を入れて、チャックを閉め、バッグを担いで……先峰の支度はお終い。
――ブーツを履いて外に出れば、守屋がクーラーボックスに入れていた二本の水筒に水を入れ終えて、片付け終え蓋を閉めたボックスに
置いている。 後はテントの中の荷物を出して、テントを片せば終わりだろう。
「(本当、要領が良いんだよね、守屋さん)」
元々、家出をする前から親しく、旅が趣味だと言う友人から"魔宝石"を見つけたと言う報せを受けたのが、この旅の始まり。
目的地が列島から少し離れている無人島だった、何故かと言ったら、探究心溢れる友人がその島を気に入り、出来れば取りに来てほしいと言う
理由からだ。 特に嫌と言う訳も無く、そろそろ魔宝石を探しに行こうとしていた事から、普通に承諾し、さあ行くぞっ!
と言う時に、"元実家"から待ったが掛かった、曰く一人旅は危険だから優秀な護衛を付けたい、二日待ってほしい、と。
最初は"あの人"かと思ったが、結果は姉さん、多少イラついて連絡してしまったが、懐の大きい姉さんは受け流しつつ事情を話してくれた。
――けれど。
「(いくら、大きい商談があるからって、警戒しすぎなんじゃないかなぁ……私はもう結城の家とは関係ないんだし、
其れに、もし誘拐されたとしても、「誰だそいつは? その様な小娘っ! この家とは何ら関係がない、煮るなり焼くなり好きにしろっ!」とか
なるんだろうし……ま、今の私には詳しい情報なんて入ってこないんだけどさ)」
其れでも、"優秀な護衛"とやらに守屋を付けてくれた事を先峰は姉に感謝していた。 (他にも感謝すべき事はあるが、語ると長くなる。)
最初こそ、180cmの後半の身長に何処のボディビルダーかと言いたくなる程、鍛えられている肉体。 何処の893かと聞きたくなる、
怖い顔、纏めて語れば、外見の恐怖にしばらく言葉が出なかった。 こんな怖い人としばらく旅をしなければならないのかと、
姉を恨んだものだったが、その恨みも直ぐに晴れた、旅をする中で自然と会話する機会もあり、怖い見た目に反して、
物腰も丁寧で、時に繊細な姿も見せて、料理も美味しく、要領も良く、所持している免許も多数、元実家の支援もあるとは言え、
この一ヶ月近い旅の中で困った事は殆ど無いのだ。 其れに――
「(結構、面白い人だし……ね?)」
「ん? どうかしましたか先峰さん?」
「ううん、何でもないわ。 あとテントの片づけだけでしょう? 手伝う?」
「いえ、五分六分程度で終わりますので、ボックスにでも座っていてください」
「OK、わかりました〜」
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