過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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◆aGwfZTc7eA
[saga sage]
2014/10/05(日) 21:46:03.81 ID:CBVKvzrK0
突如、地中から現れた五体のグールは守屋修二の油断を突くには十分すぎる相手だった。
危険所かむしろ怪物達を圧倒し、瞬く間にグールと呼ばれた怪人達を全滅させ、ゴブリンをも圧倒するウォーロックの戦いを、
先峰と共に遠目から見守る守屋。 この時、先峰も、そして守屋も安心しきっていた。 自分達の危険は去りつつある、
そう思わせる程に、ウォーロックの戦いは圧倒的だったのだ。 故に安心する、その安心が"油断"となった。
「グルァァァッ」
「ひゃああっ!?」
「っ!? うおぉぉっ!!」
突如、地中からグールの一体が先峰の間近に現れた。 悲鳴を上げる先峰、突然の危機の訪れに守屋は戸惑うも考えるより先に体が動いた。
守屋がグールの腹部目掛けタックルを繰り出すも一二歩後ずらせた程度……"効き目が無い"。
両手を組んだ拳を背中に落とされ、耐え切れず地面に殴り落とされる、するとタイミングを計ったかの様にうつ伏せに倒された守屋の左右から、
グールがまたも地中から現れる。 三体のグールが立ち上がろうとした守屋に容赦のない攻撃を加える、
頭部を踏みつけ、腹を蹴る、守屋は体を抱え込み少しでも身を守る事しか出来なかった。
「ぐぁっ!」
「守屋さんっ! きゃっ!?」
守屋の元へ駆け寄ろうとした先峰だが、またも地中から現れた二体のグールに行く手を阻まれる。
戸惑いながらもグール達の様子を伺う先峰に一体のグールが殴りかかるが……"突然現れた存在に蹴り返された"。
魔法使いウォーロックだ。 右手に見覚えのある"警棒"を握りしめている。
「あっ」
ウォーロックが先峰の手を取ると同時にもう一体のグールが跳びかかるが、容易に右の裏拳で殴り払われる。
守屋に攻撃を加えていた三体のグールもウォーロックの迎撃に出るも、手早くあしらわれ、
何時の間にか、五体のグールは前面にやられ、守屋と先峰の前にウォーロックが立ち、壁となる。
「――大丈夫か?」
グール達から視線をそらさず、警棒を持ち替え柄の方から差し出しながら、守屋を気遣うウォーロック。
守屋はウォーロックから"自分の"警棒を右手で受け取り、途中先峰の支えを借りて、立ち上がった。
「――はいッ」
「……手を借りるぞ?」
「え?」
そう言うとウォーロックはリングホルダーから一つの指輪を取り外し、空いている左手を開かせ、中指に指輪をはめ込み、
自身のベルトに翳させる。 【サイクロンッ!!】と勇ましくも低い音声を上げ――
「あの、魔法――」
「守屋さんっ!?」「来るぞ」
「ッ!?」
声音の違いがあるが、二人の言葉に、守屋はウォーロックに向けていた視線を前方に移すと既に二体のグールが攻撃体勢に入っていた。
その内、守屋に殴りかかろうとする個体が居た、既に片足を踏み込み、拳を繰り出す体勢に入っている。
「グルァッ!!」
「う、うわっ!!」
繰り出されたフックを守屋は慌てて体を大きく振る事で躱し、反撃として警棒をグールの首元に叩き込もうとする。
――対して効く筈が無い、先程のグールとの交戦経験から守屋はそう考え、首元に警棒を叩き込んだ後のプランを
迅速に立て上げた、ウォーロックと言う強力な存在が力を貸してくれているとは言え、油断をすれば先峰に危険が及ぶ。
そう考え、警棒を首元に叩き込んだ瞬間"グール"の体勢が大きく崩れた。
「(――――えっ?)」
「グァッ!?」
一瞬の放心状態に陥った守屋、振るった警棒を振り戻した。 "風を纏いし警棒"をだ。
振り戻した一撃は、グールに大きなダメージを与えた様で、グールは大きく転がり落ち、力尽きた様に倒れ爆発した。
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