過去ログ - 兵士1「暇だなー」兵士2「そーっすねぇ」
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15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:37:53.38 ID:SyzHXjdx0
兵士1「兵士兵隊ってのは戦ってナンボ。お国の為に命落とすのが仕事みたいなもんさね」

兵士2「俺たちみたいな辺境に飛ばされている連中はともかく」

兵士1「王都勤務と戦地近くの奴らは気の毒だな」
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:38:47.32 ID:SyzHXjdx0
兵士2「そういえば、戦争をしないと決め込んだ国が戦地へ兵を派遣する、なんて話がありましたね」

兵士1「知ってる。残酷だねぇ、何も経験のない連中をポイと送り込むなんて」

兵士2「必要な事だとわかっていても」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:40:19.89 ID:SyzHXjdx0
トントン


兵士1「おっと」

以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:41:54.02 ID:SyzHXjdx0
総隊長「楽しそうにやってんなぁお前ら。昼間から酒とは」

兵士1「あ、あああああ貴方様は!?」

総隊長「王国軍第二突撃部隊隊長兼王国軍総隊長……これ空で覚えてる奴あんまりいないだろ、呼び方は何でもいいよ」
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:42:58.27 ID:SyzHXjdx0
兵士1「あ、あの……」

総隊長「ま、酒飲んでるってのは別に目を瞑ってやるよ。俺もたまにやるし、側近にもう咎められたんだろう?」

兵士2「ええまぁ」
以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:43:46.39 ID:SyzHXjdx0
総隊長「徴兵制の所は、逃げ出す事も出来ず向かうしかなかったと考えると……どうもいたたまれんな。他人事のように言うがよ」

総隊長「……幸い、戦時中は俺の部隊から脱走兵が出なかった。部下に恵まれたと思うよ……その分、死なせちまった仲間も一番多かった」

総隊長「決して何も思わない事なんてないんだ。決断を下さなきゃいけない人間のことも、少しは分かってくれ」
以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:45:09.48 ID:SyzHXjdx0
兵士2「噂には聞いていましたけど、結構サバサバした人なんですね」

兵士1「あれでもウチの軍で一番強いらしいぞ」

兵士2「初めて話す人間に対してもああいったフランクな口調なんすね」
以下略



22: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:46:21.53 ID:SyzHXjdx0
兵士2「でも、ああいう人が直属の上司ならまだやりがいがありますよね」

兵士1「そうそう、俺らの部隊の上司なんて見てみろっての」

兵士2「ガッチガチの分からず屋」
以下略



23: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:47:44.52 ID:SyzHXjdx0
兵士2「誰もかれもが仲良くなれる、なーんて思いませんけどね」

兵士1「必要以外なら、こうして話の合う奴と酒が飲めればそれでいいんだけどな」

兵士2「照れますねぇ先輩」
以下略



24: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:48:33.77 ID:SyzHXjdx0
兵士1「そういえば、戦争が終わった後に国のトップが変わったって話もあったが」

兵士2「先代の息子さんが王になったんでしたっけねぇ。側近様や総隊長は顔を知ってますけどそっちは見た事も無いです」

兵士1「雲の上の存在なんて興味ないからなぁ」
以下略



25: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/07/17(木) 21:49:34.17 ID:SyzHXjdx0
兵士1「それは適任がやるべきなんだよ。俺たち一兵はおとなしくしていればいいんだ」

兵士2「そしてストレスを溜めこんで」

兵士1「また酒を浴びるっと」
以下略



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