過去ログ - 私はお姉ちゃんが
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/18(金) 06:21:51.83 ID:NwyhIcoFo
「チッ、またおねえちゃまかよ。」
「あー、しらけるわ・・・」
私のお姉様の登場だ。妹の私から見ても可愛らしく、頭の回転は遅いがよく勉強し品行方正で生徒会長。おまけにバスケ部の副キャプテンで性格が良く人徳もあるときている。まさに天下無敵、才色兼備のさいきょーお姉ちゃんだ。
「あやちゃんを離しなさい!」
人差し指をこっちに向けながら叫ぶ。おーおー、かっこいい正義の味方。私の上の猿どももしぶしぶ退いていく。まあ生徒会長様には逆らえないもんね。学校の処分怖いもんね。
「大丈夫、あやちゃん?」
私を抱き起こすお姉ちゃん。あー、可愛い、優しい、いい臭い。妹の私はよだれ垂らして四肢を弛緩させてる。もう少しくすぐられてたら漏らしてたかもね。今日はえらい長かった。
私はお姉ちゃんが嫌い。
私はお姉ちゃんが嫌い。
私はお姉ちゃんが大嫌い。

私はみんなにバックと影で呼ばれているのを知っている。優秀な姉のバックアップファイル。二番煎じ、劣化版、廉価版。影だ。
年が近い私とお姉ちゃんは小さい頃から比べられて生きてきた。一年先を生きるお姉ちゃんに何をしても勝てない。何をやっても秀でない。優しく可愛い姉をみんな讃え、可愛がり、愛しく思う。私はそれを見てますます卑屈になり、縮こまり、嫌われる。お姉ちゃんは私を何時だって助けてくれる。ならもうずっとお姉ちゃんの後ろで隠れて小さくなってればいいやといつからか考えていた。
そんな風に私をしたお姉ちゃんが嫌い。大嫌い。そして・・・私が嫌い。
「あ、りがと・・・」
「いいよ、あやちゃん。少し休んで帰ろう。」
私は目を閉じる。くすぐられすぎて身体が重かったし可愛いお姉ちゃんの顔をずっと見ているのは精神衛生上よろしくない。これならまだ猿どもの顔をみていた方がいい。目が焼けてしまう。
「きゃっ!」
唐突に枕がなくなって私は頭を床にしたたかに打ちつけた。しかし今の悲鳴は私のものではない。私はそんな女の子らしい悲鳴はあげない。まだ起き上がれない私は身体を転がしてうつ伏せになり目を開けた。お姉ちゃんが猿どもに突き飛ばされた結果が今の状態らしい。
「おまえいつもいつもムカつくんだよな。いい加減にしろよ?」
猿どもの反撃だ。人気者の生徒会長様に逆らうとはいい度胸だな。スクールカーストの最下層に落とされるがいい。
「君たちがいつもあやちゃんをいじめるからでしょ!いきなり突き飛ばすとか何考えてるの?痛いじゃない!」
さすがお姉ちゃん、全く物怖じしない。しかし私はなんとなく嫌な予感がする。この猿四人の中には二人くらい慎重な猿がいたはずだ。いきなり村八分になるようなことをするだろうか・・・
「ねっ、さや。私言ったじゃん、この女痛い目見ないとわかんないんだって。今誰もいないしわからせとこーよ!」
なるほど。そういうことか。頭の回転が遅いお姉ちゃんでも今の危機的状況を理解できたらしく慌てて起き上がろうとするがさやと呼ばれた猿・・・いや、ゴリラか?に押さえつけられる。こいつは人の髪を引っ張ったりタックルしたりと動物的だ。あっという間にお姉ちゃんはさっきの私と同じ状態になってしまった。無様なものだ。天下無敵の人間が最底辺の猿に地べたに押さえつけられている。
「せっかくだし姉妹で同じプロデュースしてあげよーよ。生徒会長だし笑顔は大事だよ?」
「なに?はなしてよ!やだ!」
お姉ちゃんは随分と暴れているがおそらく無駄だろう。ここからは陵辱タイムの始まりだ。


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